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遺伝子と社会的平等の書籍を読みウィスキーを飲む

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( 某日。 終日在宅。読書をする。 Kathryn Paige Harden, The Genetic Lottery: Why DNA Matters for Social Equality  (Princeton University Press, 2022)を読了する。 タイトルが示すように、どのような遺伝子を持ちどのような能力が評価されるかは、くじ引きのようなもの、社会的平等を実現するにはDNAの影響を考慮することが必要だ、ということを示す書籍。 書籍説明より 「遺伝学の科学が、より公正で平等な社会の実現にいかに役立つかを説いた、刺激的でタイムリーな書。 近年、キャサリン・ペイジ・ハーデンのような科学者たちは、DNAが私たちの性格や健康状態に違いをもたらしていることを明らかにしてきた。 The Genetic Lottery(遺伝子の宝くじ)』でハーデンは、最新の遺伝子科学を読者に紹介し、人種的優越性に関する危険な考えを解体し、人々が生まれながらにして異なる世界において、平等が真に意味するものは何かを考えさせる。個人的なエピソードと科学的証拠を織り交ぜながら、ハーデンは、DNAの力を認めないことがなぜ能力主義の神話を永続させるのかを示し、公正な社会を作るためには遺伝的な運の役割を認めなければならないと主張する。 優生学の遺産から遺伝科学を取り戻したこの画期的な本は、遺伝的抽選の結果にかかわらず、誰もが繁栄する社会という大胆で新しいビジョンを提示している。」 " A provocative and timely case for how the science of genetics can help create a more just and equal society In recent years, scientists like Kathryn Paige Harden have shown that DNA makes us different, in our personalities and in our health—and in ways that matter for educational and economic success in our current society. In  The Genetic Lottery

山中雪乃個展、門倉太久斗 個展などを観る

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( 某日。 エントリー「 パトワール新宿店でマトンクーライを食し展示を観る 」の続き。 銀座駅から銀座線に乗り渋谷駅で降りる。 ヒカリエ改札口からそのままヒカリエに入る。 8階に昇り、Bunkamura Gallery 8 開催されている「 レイモン・サヴィニャック展 」を観る。リトグラフやオフセットだけでなく原画も展示販売されていた。撮影不可ということで画像はなし。気分が和む。 続いて同じ8階で開催中の「 パッケーデザイン創作展 「水 塩 米 酒」展 」を楽しく観る。 Esbjörn Svensson, Home.S. を聴きながら。 ヒカリエを出て明治通りを宮下パークまで歩き交差点角にあるDiesel に入る。 地下1階 Diesel Art Gallery で開催中の山中雪乃個展「 POSE 」を観る。 見応えがある。 ギャラリーを出て美竹通りを上がり、いつものようにウィリアムモリス珈琲&ギャラリーに立ち寄る。いつものようにモカを飲みながら店主さんとしばし話をする。いつもありがとうございます。 渋谷駅に出て山手線に乗り代々木駅で下車する。 東口を出てすぐそばにあるGallery1o[TOH]に入り、開催中の門倉太久斗 個展「 スピードレクイエム 」を観る。元コムデギャルソンのパタンナーである作家による展示。 作家の言葉 「料が安定して手に入るようになって、我々男性のからだから筋肉が意味を失いました。 不安を埋め合わせるために、我々は速く移動する方法を考え、競い合うことにしたのです。それは長い間かなりうまくいっていたように思います。 最も速く移動できた人々は美しい馬を見つけ、強大な帝国を作りました。やがて、求める対象は美しい自動車や飛行機となり、筋肉を代替しました。 超音速旅客機コンコルドは、試験飛行として初飛行後、1970年にマッハ2を超えて75年に就航。この年にピークを迎えて以降、情報の速さが移動の速さを超えて、2003年にコンコルドは飛行を終了。 速さを追求するなかで生まれた美しさを、これから我々は何に見出していくのでしょう。 男子達は絵を描いたり詩を詠んだりする以外に、やることがいよいよ無くなってしまったようにも感じます。 しかし悲観する必要はありません。まずはお茶をいれ、自らの手でフルーツを剥き、これからどうするか考えていきましょう。 必要がなくなっ

パトワール新宿店でマトンカラヒを食し展示を観る

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( 某日。 良い天気。新宿に用事があり午後早めに外出する。 Glenn Gould,  Bach: French Suites BWV 812-817, Overture In A French Style BWV 831   を聴きながら。 思ったよりも用事が早く終わるもランチタイムは過ぎている。通し営業でやっている パトワール新宿店 で遅めのランチ・早めのディナーを食べることにする。名前と場所は知っていたけれども初めて入るお店。 単品でマトンカラヒをオーダーする。 濃厚で非常に美味しい。日本語メニューではマトンクーライと書かれ食レポなどでもそのように記されているけれども、アルファベットでは Mutton Karahiと書かれているのでこのように記す。 単品にいつもついてくるのかわからないけれどもスープとサラダがついてくる。お店の方がラッシーをおまけでつけて下さる。ありがとうございます。 お腹がいっぱいになって店を出る。新宿駅まで歩くことにする。 そのまま伊勢丹新宿店まで歩き、本館6階アートエディションで開催中の「 篠田桃紅 特集 」を観る。 ギャラリーを出て伊勢丹新宿店の地下街に降りる。食品街を見た後、新宿三丁目駅から丸ノ内線に乗車する。 銀座駅で降りてGinza Six に入る。 蔦屋書店内にあるFoam Contemporary で開催中のミヤケマイ個展「 ものがたりがはじまる Long Long Time Ago 」を観る。 「書画という日本の美の根本に立ち返り、文人画の特徴を受け継ぎながら、現代の感覚や表現方法を取り入れた新作を発表します」とのこと。 同じく蔦屋書店内展示、米山由夏 個展「 くれない 」を観る。 同じく蔦屋内展示、日下明作品集刊行記念展「 名も無い街は 空想と共に 」を観る。 上記サイトより。 [作品集『名も無い街は 空想と共に』] 「この度、活動初期から新作まで、オリジナル作品100点を掲載した初のイラスト作品集が刊⾏されます。本書は、ひと、動物、植物たちが共に暮らす名もない街を舞台に、⽉、道、姿、味、根、⾳、想 7つのテーマに分けて紹介。⾔葉を超えた絵の物語となっています。」 買い物客で大賑わいのGinza Six を出る。 6:00 起床。 N Y 市場終値をチェック。   グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダ

笹田晋平個展などを観て日本の美味しいウィスキーを飲む

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( 某日。 エントリー「 原田郁個展を代官山で観る 」の続き。  青山スパイラルを出て表参道駅に戻る。半蔵門線で渋谷駅に行き副都心線に乗り換える。 Somi, The Lagos Music Salon を聴きながら。 新宿三丁目駅で下車して地下から伊勢丹新宿本館に入る。 賑わう地下食品街を歩いていろいろ見て楽しんでから6階に昇る。 アートギャラリーに入り開催中の「 マイ・ファースト・アート展 Vol.2 」を観る。 敬称略 田中紗樹 奥天昌樹 ミノリ オカダミカ 伊勢丹を1階から出て新宿駅まで地上を歩く。 高円寺駅で下車する。 Galley33 South に行き、開催中の笹田晋平個展「 バプテスマの子ゾウ ~胎動実験~ 」を観る。 作家のインスタグラム によると 「「バプテスマ」とは、キリスト教の「洗礼」を意味する言葉。ヨルダン川でキリストがヨハネに頭から水をかけられ、入信したことに由来する。ピエロ・デラ・フランチェスカや、ヴェロッキオの絵画が有名である。 このバプテスマの子ゾウのシリーズは、公園にある鼻で自身に水をかける子ゾウの遊具が、自身に洗礼を授けるようにみえたことから発想した作品である。当時は苦難の中にいながら1人で前に進もうとする友人の姿を描いたものであったが、だんだんと自画像の要素が増えてきている。」 とのこと。象ということでむしろ仏教を思い出し、また象と技法から若冲の升目描きを思い出す。 2枚目は1枚目作品の部分拡大 中世西洋絵画っぽい色合い 他作品 観ている人が他に居らず、ギャラリストさんと少しお話ししてゆっくり観る。 ギャラリーを出て帰路に着く。 バーに立ち寄る。シングルモルトウィスキーをストレートで5杯飲んで帰宅する。 最後に飲んだ1杯 日本のウィスキー。美味しい。ありがとうございます。 帰宅。 マグネシウム  ( にがり顆粒   2g )  を摂取。   C oconut oil pulling 、軽 くストレッチ と腹式呼吸、就寝。 )