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9月, 2025の投稿を表示しています

松本陽子展を観て10個入りが売り切れで15個入りを買い内部クリーンで失敗する

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( 某日。 日帰りで仕事外出のパートナーと一緒に外出する。途中で別れ自分は東京駅に向かう。駅構内で初めて京葉線に乗り換える。地下鉄の一駅分程度歩いてようやく京葉線ホームに到着する。遠い。 一駅乗車して八丁堀駅で下車する。歩いてヒノギャラリー hino galleryに向かう。 到着。開催中の松本陽子個展《 私的植物図鑑 》を観る。 2025年の作品。181.5 x 227.5 cm 2024年の作品群。どれも大きな作品。 2003年の作品2点 上、全て油彩・木炭・パステル・キャンバス。 設置風景部分 ギャラリーのサイトより引用。 「松本陽子は1960年に東京藝術大学油画科を卒業後、実に65年ものあいだ絵を描き続けています。本展では、日本では初の発表となるブルーを基調とした油彩画の最新作に加え、1990年代後半から2000年代初頭にかけ描かれた幻のブラックシリーズより、こちらも油彩画2点を一挙展観いたします。」 「初めてブルーの油彩画を描き上げた際、作家は次のようなコメントを残しています。 (2023年)5月のヒノギャラリーでの個展のときもそうだったけれど、近作の画面にブルーの筆触がよく認められるようになった。それはウルトラマリンディープのような深いブルーではない。明るく華やかなコバルトブルーペール、いってみれば地中海ブルーだった。 ピンクのアクリル画にせよグリーンの油彩画にせよ、私の作品において、ブルーはけして見過ごしてはならない存在である。絵画空間を軽やかにも厳かにも変容させる底知れぬ力がこの色彩に備わっていることを、私は長い画歴のなかで体得していた。 近作では、ピンク、グリーン、ホワイトの画面にコバルトブルーが一層目立って現れた。あらゆる境界を超えて顕出した色。この色彩が持つ魔術のような力に操られ、私はごく自然とブルーを主色にした制作をはじめた。 透明で美しいコバルトブルーは実現できたのか。自問の応えが、私の眼前に拡がっている。 松本は ... 今回大作を含む5点を完成させました。各作品は、作家の言葉を借りれば「画面を軽やかにも厳かにも変容させる底知れぬ力」によって、それぞれ独自の表情をたたえています。」 「会期中89歳を迎える作家です」とのこと。 Alva Noto & Ryuichi Sakamoto,  Vrioon を聴きながら観ていた。...

古川流雄個展、そめやまゆみ展を観て田中玲子作品を受け取りウィスキーを飲む

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( 某日。 12:30頃に外出する。 交通機関を乗り継いで地下鉄丸ノ内線の四谷三丁目駅で下車する。新宿通りを新宿方面に少し歩いたところの建物9FにあるTS4312に入る。 開催中の古川流雄 個展「 絵画の相転移 〜紙作品〜 」を観る。 作家コメント 「相転移(phase transition)とは、ある系の相(phase)が別の相へ変わることを指し、相はある特徴を持った系の安定な状態の集合として定義される。一般には物質の状態(個体、液体、気体)の相互変化として理解され同相の物質中の物性変化(結晶構造や密度、磁性など)や基底状態の変化に対しても用いられる。  この系を絵画、相を表現様態と考えると、絵画は表現様態の転移によって変容を重ねて来たと考えることができる。  今回展示では自分の表現における現在の転移の様相を紙による二次元と三次元の作品で見せたいと思う。」 ギャラリーを出て四谷三丁目駅に戻り移動する。 Lars Danielsson & Leszek Możdżer,  Pasodoble を聴きながら外出していた。 西荻窪駅で下車してギャラリーフェイストゥフェイス Gallery Face To Face に入る。開催中のそめやまゆみ展「 世界のまんなか 」を観る。 多色刷りの銅版画。作家の言葉 「間接表現である版画は、作家と版が、互いの釣り合いが取れたときに、 想像以上の場所へ、連れて行ってくれる装置です。 作家のコントロールしたい気持ちが強すぎたり、 または版の偶然性に頼りすぎていてはこころともなく。 互いに引っ張り合いながら、互いに支え合いながらゆっくりと出来上がってゆきます。 プレス機の上の紙をそっとめくる。 それは幾度となく、繰り返され幾度となく、小さく祈る日々。 遠く、遠くへ超えてゆくこと。 それはもちろん簡単なことではありません。 私は今日も、版の前で世界のまんなかを見つけようとしているのです。」 ギャラリストさんより田中玲子さん空珠作品の受け取りができることを知る。 エントリー「田中玲子個展を観て空珠を購入して外食をする」で記したように、パートナーと自分は田中玲子さんの空球作品を購入していた。作家はとても丁寧に準備されたそれぞれの作品情報を購入作品に添えてから購入者に引き渡している。相当数の作品が売れていたから作品引渡し準備に時間...

井本真紀さん参加グループ展、蝸牛あやさん参加グループ展を観て蝸牛あや作品を購入する

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( 某日。 エントリー「 作品所蔵作家の展示が集中していることに気付きサボテンのことを考え料理を作る 」で記した展示のうち2つを観るために、11時前に外出する。 交通機関を乗り継いで渋谷駅で下車する。渋谷ヒカリエの8Fに昇り、Bunkamura Gallery 8 で開催されているグループ展「 日日是工芸 」を観る。 自分が作品を所蔵する井本真紀さんが参加されている。 敬称略。 「柔らかな光を内包する巧緻なガラスワークで素材感を最大限まで活かす」井本真紀 内側。 作家が在廊されていた。少しお話しする。エントリー「 井本真紀個展を観て作品を購入する 」で画像を掲載した作品を購入したこと、同エントリーで言及した2箇所での個展およびエントリー「「 家の神さま」刊行記念展を観て書籍を買い井本真紀個展を観る 」で言及した個展で作品を拝見してしていること、hide gallery の方が、井本さんの作品および井本さんの素材・制作に対する姿勢を「パンクですね!」と激賞しておられたこと、などをお伝えする。画像からわかるように、系列の異なる作品群を制作している。作家によると、人によって好みがはっきりと分かれることが多いとのこと。ある系列の作品群にとても興味を示す人が他の系列の作品群にはあまり興味を示さない、など。hide galleryでは来年個展を開催予定とのことだった。楽しみ。素晴らしい作品のお礼をお伝えすることができてよかった。 自分が所蔵する井本真紀作品 h90×w130×d130mm程度。series of whiteというシリーズの作品。 Bunkamura Gallery 8の本展示に関する文言 「「工芸大国」として名高い日本は、300もの工芸産地を育み、その長い歴史と伝統は今もなお脈々と受け継がれています。しかし一般的に認識されている伝統工芸や民芸がある一方、現代のライフスタイルに沿った新たな工芸表現が今、注目され始めています。  本展は、その新しい工芸のかたちを表現する新世代の作家5名をピックアップしご紹介します。」 他の作家作品。 ヒョーゴコーイチ。檜の炭化彫刻。 堀貴春。「白磁と昆虫のシンプルで洗練された美しさを、生命力あふれる作品へと昇華」 Kaede!1 ポップコーンを陶作品で。作家が在廊されていた。ポップコーンは塩味だそうだ。たまにキャラメル味のものも制作...