渋谷で迷いJason Thompson展を観て移動先の神社でギャラリストさんとばったり会う

( 某日。 午後に外出する。交通機関を乗り継いで渋谷駅で下車する。目的地は六本木通りを六本木方面に少し歩き、渋谷二丁目交差点を右折してすぐのところにある (PLACE) by method。なのだが、渋谷に来ることは多くても一度も周りを通ったことすらない渋谷フクラスと渋谷サクラステージを見てから六本木通りに出ようと思い、フクラス方面に出る。これが大失敗で渋谷駅そばで道に迷ってしまう。何とか渋谷サクラステージから渋谷ストリーム側に脱出する。サクラステージ側から、渋谷で外食せざるを得ない時の一択になっているCrisp Salad Worksを見つける。Crisp Salad Works店内から見ていた建物は渋谷サクラステージだったことに気付く。 何とか六本木通りに出て(PLACE) by methodに到着する。開催中のJason Thompson(ジェイソン・トンプソン)日本初個展「 MORE ON MORE 」を観る。 小作品群の展示。とても良い。1枚目の作品に惹かれたが売約済みで悔しい反面、購入できずに少しホッとする。作家のキャリアを考えると価格が高いわけではないが安くはないのだった。 会期終了の近い時期に行ったせいか売約済み作品が多かった。情報収集をそこまでしない自分は、会期途中でこの個展のことを知ったのだった。会期初日に観ていれば購入できたのかもしれない。もう少し情報収集の精度を上げるべきだろうか、と思う。 他の作品群 観ていて、エントリー「 アレックス・カネフスキー作品、ルディ・クレモニーニ作品、齋藤鷹個展を観る 」で言及した、齋藤鷹個展を思い出す。 ギャラリーの作家紹介文より 「トンプソンの作品は、明確な計画や意図を持たず、「絵を描くこと」そのものを出発点とし、複数の作品の制作を並行して進めながら、直感的に絵具を重ねていくという独自のプロセスから生まれます。偶然と選択を繰り返す中で、複雑で繊細な構造が少しずつかたちを成していくのです。そこには、反復されるモチーフや、非対称を内包するシンメトリックな構成といった視覚的な秩序が、とどまることなく満ちていくような気配とともに姿をあらわします。 これらの作品群は、紙や木片を継ぎ合わせたような支持体の上に、幾層もの色とかたちが重ねられています。その物質感や構造は、彫刻的な絵画と呼びうる側面をもあわせ持っています。本展...