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11月, 2025の投稿を表示しています

小さな活版印刷機を買い電子ブロックとファミコンを思い出し料理を作る

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( 某日。 終日在宅の日。 学研Gakkenから発売されている「 大人の科学マガジン Best Selection 07 小さな活版印刷機 」というキットを、先日パートナーが見つけて即購入していた。それが本日到着する。 箱 箱と説明書 パートナーが早速組み立てる。できた。 記号・飾り罫・数字・カタカナ・ひらがな・英字の6種類の活字ブロック、インキ、紙、が付属している。付属していているインキは黒色だけれども、さまざまな色の水彩絵具も使用できるようになっている。インキ、紙、活字ブロックはつけずに。 ローラーを上げる 同シリーズの他の商品にどのようなものがあるのか調べる。万華鏡プロジェクター、ピンホール式プラネタリウム、からくりロボットミニ茶運び人形、卓上ロボット掃除機、35mmフィルムカメラ。 エントリー「 活版印刷の美しい書籍作品、皮膚に関する書籍、老化・寿命・死に関する書籍を買う 」で記したように、少し前に自分は活版印刷による美しい書籍作品を購入していた。その作者は日本、イスラエル、台湾、ドイツで活版印刷術を学んでいる。規模は小さくてもこの味のある技術は残っているようだ。そのこともあって興味深く小さな活版印刷機を見て説明文を読む。 Gakkenということで学研から発売されていた電子ブロックを思い出す。調べると 復刻版が出ている ようだ。 「抵抗、コンデンサ、コイル、トランス、ダイオード、パイロットランプなどのブロックを組み合わせることによって、様々な電子機器が作れます。本体に並べるだけで、回路が完成します。」150もの回路を作ることができるようだ。商品名の記号EX-150の150は回路数を指すのだろう。EXはexperiment 実験という単語の最初の2つのアルファベットだろうか。 小学生低学年の頃、自分がねだったわけではないのに親が電子ブロックを買ってきた覚えがある。自分が興味を持ち遊び学ぶことを期待していたのだろう。電子ブロックで遊んだという記憶はないけれども、電子ブロックのことはすぐに思い出したから、何らかの形で記憶に刻まれるような関わり方をしたのだろう。連想で思い出す。ファミコンが発売されて程なくして、親にファミコンは要らないのかと聞かれて、要らない、と答えた覚えたがある。それ以降もファミコンはほぼやったことがない。スーパーマリオも。音楽は知っているけれども...

カンディンスキー書籍を読み始め老化に関する書籍を知りアートニュースを読むなど

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( 某日。 終日在宅の日。 Ortrud Westheider, et al. (eds),  Kandinsky’s Universe: Geometric Abstractions in the 20th Century  (Prestel, 2025) を読み始める。本日は最初の論文 John E. Bowlt and Nicoletta Misler, "Kandinsky's Synthesis: Bridging Art, Science, and Spirituality"だけを図版を見ながら読む。 タイトルが示すように、カンディンスキーの科学や精神世界への強い関心と彼の芸術との関係を論じている。この論文には記されていないけれども、カンディンスキーの芸術は自身が学んだロシアの農民法や参加した農民生活の民俗学的調査にも強く影響を受けている。カンディンスキーの甥であるアレクサンドル・コジェーヴとの関係も含めてこの辺りを論じている論文として斉藤毅「 カンディンスキイ・コジェーヴ往復書簡に寄せて :  ロシアにおける終末論的気運と芸術・哲学 」( 東京大学大学院人文社会系研究科ス ラヴ語スラヴ文学研究室年報、2001 ) がある。以前ある方とのメールのやり取りの中でカンディンスキー「 抽象芸術論―芸術における精神的なもの 」のトピックになったときに読んだのだった。この辺りのことを知らない自分にとってはとても興味深い論文だった。 あるメーリングリストで老化に関する次の書籍を知る。未読。 Coleen T. Murphy, How We Age: the Science of Longevity (Princeton University Press, 2023) テクニカルな内容も含むハードな科学的書籍のようだ、いかに老化を遅らせるか、食事、エクササイズ、睡眠などについての実践的な助言、といったトピックはそれほど扱われていないようだ。 ある程度の科学的な議論とそれに基づいた実践の薦めがバランスよく論じられている書籍では Venki Ramakrishnan,  Why We Die: The New Science of Aging and the Quest for Immortality  (William Morro...

犬と戯れBBQ的なものを食べ小玉スイカと桃を持ち帰る

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( 某日。 とても暑く強烈な日差しの中、定期的にお邪魔するお宅に向けて外出する。いつもは歩くところを交通機関を使う。歩くと日傘を差していてもお宅に到着するまでに一度汗だくになってしまうのでそれは避けたい。 交通機関を乗り継いで最寄りの駅に到着する。Steve Reich,  Music for 18 Musicians   を聴きながら。 外出前にお宅の方に夜レンズ豆のスープを大量に作ることを提案したら喜んで受け入れらていた。自宅からレンズ豆とオーガニックターメリックパウダーを適量持ってきている。ローレル、オレガノ、オリーヴオイル、お宅にある野菜類、は確認済み。最寄り駅のスーパーでにんじんとトマトを買ってからお宅に到着。 迎えてくれた犬と戯れる。その後。普段寝たり休んでいる犬用ベッドを洗濯中で所在なく不満げだが諦めた表情の犬。 しばらくベッドは戻ってこないと観念して頭を落とす。 料理を作り始めると、餌の時間ではないのに勘違いして待ちのポーズを取る。上から。 レンズ豆のスープ。玉ねぎ・にんじん・エリンギのみじん切り、ターメリックパウダー・カイエンヌペッパー・黒胡椒 (全てオーガニック)、コリアンダーパウダー、唐辛子をコールドプレストエクストラヴァージンオリーブオイルを入れた鍋で軽く炒めて火を通す。トマトの粗みじん切りを入れてさらに炒める。水、ローレル、オーガニックのオレガノ適量を入れて2時間ほど、さらにレンズ豆を加えて1時間煮込み、塩麹・ヒマラヤンピンクソルト・黒胡椒。寸胴鍋いっぱいに作る。小分け冷凍にすれば1ヶ月ほどは味の劣化なしに解凍して食べられる。お宅の方が明日お客さまをお迎えする予定とのことで、お客さまにも出そうかしらとのこと。大量に作って良かった。スープ画像はなし。 パートナーが、和牛ステーキ肉の切り落とし部分を購入していた。100g当たりそのステーキの半額の値段。ステーキ用に成型した牛肉の端切れ部分。形が整っていないというだけで肉の味は同じ。むしろ隣接する異なる部位との境目部分も含まれておりステーキよりも微妙な味と質感の違いを味わうことができる。 ダイニングルームでプレートを使い牛肉や野菜を焼くと、家から肉の匂いと脂の感じが抜けるまで2、3日かかる。それを防ぐためお庭でBBQ的な感じで食べることにする。野菜はキッチンで火を通しておき、肉は...

日傘を差し再訪した戸塚伸也展でポストカードサイズの小品を購入し書籍が届く

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( 某日。 12時前に外出する。暑い。 交通機関を乗り継いで曳舟駅で下車する。エントリー「 戸塚伸也個展を観て作品を購入し韓国料理を食べてウィスキーを飲む 」で言及した、Token Art Centerで開催中の戸塚伸也個展「 棲息 」を再訪する。 ポストカードサイズの小作品を購入する。 震えるような線で区切られた部分。水彩絵具・アクリル・鉛筆・色鉛筆・ペンの繊細な使い分け。使い分けに基づく異なった絵肌を持つ色彩の配置。こうして生じる情報量の多さと画面の小ささの対比。 一見するとゆるい画面かなと感じられたりもするのだが、じっくり観ると全くそうではない。 以下の、上記エントリーでは画像掲載しなかった他の作品群も同様に繊細な画面からなっている。 上記エントリーで書いたように、自分はこの個展に最初に行ったときに以下の作品を購入していた。 タイトル: クワズイモの時間 制作: 2017年 410x320(mm) アクリル、イラストボード、木パネル その時は在廊していなかった作家が今日は在廊されていた。上の作品を購入済みであることをお伝えして作家とお話しする。作家も「クワズイモの時間」をとても気に入っているとのことだった。上記エントリーで書いたように、6年ほど展示を観ていること、「クワズイモの時間」を購入した経緯、などもお伝えする。 複雑な諸感情価のバランスと色彩の関係。そうした感情色彩諸関係が植物を含む風景のモチーフを通じて、あるいは生物や人物のような形象を通じて、顕れること。前者と後者の顕れの相違。ポストカードサイズで描いた作品をタブローにする試みを行ったこと。その際、線の質が変容して感じられたこと。上述の多様な画材が小さな作品でも使い分けられていることについて。油彩絵画の保存と色彩の劣化に近い変容。など。ありがとうございます。 作家は自分が本日購入した作品もとても気に入っておられた。特に、風景と謎の生き物らしきものとのバランス、及びそのバランスに照応する色彩のバランスが巧く行っていると感じているとのことだった。今回の展示でのタブロー作品のように、この小作品に関してもタブロー作品にしようかと考えておられるようで、お渡しする前に作品をスキャンしなければいけませんね、とのことだった。 個展を再訪したのは、これまでの展示歴からして次回の展示はしばらくないのではないか、今...

書籍を読了し平安貴族日記本を知りジスモンチの件を羨ましく思いご教示を得る

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( 某日。 Alexandra Loske,  The Artist's Palette: The palettes behind the paintings of 50 great artists  (Thames & Hudson, 2024) を読了する。着眼点のユニークさが光る興味深い書籍だった。表紙はカンディンスキーのパレット。 吉川弘文館から「 平安貴族の日記を読む事典 」が出版されているのを知る。 「平安貴族たちが仕事と私生活の出来事を日々記録していた日記(古記録)。藤原道長・実資(さねすけ)・行成(ゆきなり)の摂関政治最盛期の日記を中心に、政務・儀式と行事・信仰・生活などを知る101の言葉を選んで平易に解説。書き手の性格や心情を読み解き、政治情勢、宮中の慣例、皇族や官人の人間模様などから貴族社会の実像に迫る。時代背景の理解に役立つ付録も充実。」 我々が何となくであれ生活世界を理解できるのは応仁の乱以降の室町時代のそれまでであること、応仁の乱前後に断絶がありそれ以上遡ると異なる世界だということを、30年以上前に中井久夫さんの書籍を読んで知った。中井さんは日本史研究から知ったのだろうけれども。ちなみに高度経済成長以降もそれ以前とは別世界である。 例えば中井久夫『 「思春期を考える」ことについて 」(ちくま文芸文庫) 所収の『「熟年」ということばについてのひとりごと』という文章に「1950年までの民具は、応仁の乱以後あまり変わっていない。私でも室町末期の農家に突然放りこまれても、そこにある道具の使い方は9割までわかるはずである。」(p. 145)と記されている。あるいは「 精神科医がものを書くとき 」(ちくま学芸文庫) 所収の「近代精神医療のなりたち」でも同様のことが記されている (pp. 62-63)。 異なる世界であろう平安時代の生活世界についての当事者の日記を現代人でもわかるように解説してくれている書籍のようで興味を持った。購入してみようか。あるいは図書館で借りようか。再読・再々読しそうなら前者だが。どうするか。 出張帰りのパートナーとバーで飲むことになり自宅にて自炊第2食目を摂ってから外出する。 パートナーと飲んでいると音楽関係の仕事をされている方が来店し隣の席に来られる。同席すれば楽しくお話しする方。最近リリースされたF...

岡澤加代子展、グループ展などを観る

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( 某日。 所用で外出する。外出ついでにいくつか展示を観る。 渋谷駅から歩いてウィリアムモリス珈琲&ギャラリーに向かう。今月の展示は岡澤加代子「木口木版画展 このかたちたち」。 武蔵野美術大学のサイト より引用すると、木口木版とは「木口木版は、木を輪切りに切り出した表面が硬質な木口板を版木として使用し、ビュランを用いて彫ることで、精密で繊細な表現ができる木版画」とのこと。 ギャラリストさんの話では木口木版が始まり盛んになったのはイギリスだったらしい。今回の作家もイギリスに生えている木の部分を購入したいりイギリスから木を取り寄せたりしたとのこと。通常の木版と異なり面が硬いので銅版画のような線を表現することができる。 先日見たある絵画作品についてギャラリストさんに画像をお見せしお話しする。ギャラリストさんが大好きな絵画作品。その他いろいろなお話をする。いつものようにオーダーしたモカを飲みながら。 お店を出て青山通りを表参道側に歩く。spiralに立ち寄り開催中のグループ展「 gyroid resonance 」を観る。「biscuit galleryとAWASE gallery が共同で企画制作する“終わりのない螺旋”のような展覧会です。gyroid という不思議な曲面が空間を二つの迷宮に分けるように、立体と平面、建築とアート、二つの視点がスパイラルガーデンで響き合い、観る人を包み込む新しいアート体験を生み出します。」とのこと。 敬称略。 網代幸介 太田桃香 清川漠 花月啓祐 長沢楓 spiralを出て表参道駅から銀座線に乗車して銀座駅で下車する。 Ginza Sixに入り混み合う建物内を銀座蔦屋まで昇る。開催中の展示を幾つか観る。 井上元嗣 展示 弓指寛治 「4年2組」展 「本展で公開するのは、弓指が現在取り組んでいるプロジェクトの「進行形」の様子です。学校連携プログラム「アーティストが学校にやってきた」(※)を通じて、弓指が昭島市立光華小学校4年2組のクラスメイトとして通学しながら制作した新作群を発表します。 「子どもと戦争」について考えることを企図されて始まったプログラムに対し、弓指は深く子どもたちと関わるため、自ら児童の「クラスメイト」になることを提案しました。そして半年前から、朝の登校から下校の時間まで、授業時間だけでなく、休み時間の鬼ごっこも一緒にし、10歳...