代官山「番外編 私物捨離」マーケットで松本隆の初版本などを購入する

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某日。

定期的にお邪魔していた白金台にあるポタリ pottari ギャラリーの移転に伴って、移転先にある蒐集物をどうするか問題が発生していることをギャラリストさんから聞いていた。結局その移転先の方ともう1人の蒐集家との2人の蒐集物を放出する、断捨離ならぬ「私物捨離」マーケットが代官山 B1FLATで行われることになった。本日はそのマーケットに行くことにしている。

11時20分頃に外出する。五十嵐一生 meets 辛島文雄, I Wish I Knew 


を聴きながら。

交通機関を乗り継いで代官山駅で下車しB1FLATに入る。タイトルは「代官山 NEWOLD Market 番外編 私物捨離」。代官山 NEWOLD Market は古物商やアーティスト、デザイナーとPottari gallery が開催する室内型マーケットでこれまで2回開催され今後も定期的に開催予定になっている。今回はその「番外編」。

到着すると、通常のマーケットの時は会場に居られるpottariのギャラリストさんが、入って右側の調理スペースに居られる。ご挨拶する。「今日はこの中にいるんですね」というと、今回はフードドリンク担当で、たこ焼きとスパイス梅しそシロップを調理・販売するということだった。

ざっと会場を見渡すと、よく分からないたくさんのもので溢れかえり人が群がっている。

今回のマーケット説明文によると
「NEWOLDのディレクターを務めます手塚敦嗣と、なんでもコレクター、トクオタカマサの出店者2人だけのマーケットです!私、手塚敦嗣は長年の蒐集と制作、自堕落な生活が祟り、自宅は単なるゴミ屋敷と成り果て、なんとか生活空間を確保すべく、日夜梱包作業を続けています。
トクオタカマサは、知る人ぞ知る脅威のコレクターで、その膨大なコレクションの中から手放す時期を迎えた物モノを販売致します。
断捨離ならぬ、私物捨離!これからも断つことの出来ない蒐集癖を継続するための新陳代謝!長年の蒐集物を大放出致します!ご期待下さい!」

こういうことなので「番外編」なのだろう。手塚さんは自分がpottariギャラリーに行くたびにお会いする。作品を購入したときにも居られた。そういうわけで今日も「いつもありがとうございます」と仰る。ということはpottariの経営者なのだろうか。Pottariの移転先は手塚さんのスペースであること、そのこともあってpottariのスペースを作るべく「私物捨離」を決行したこと、をお聞きした覚えがある。

手塚さんが出品している古書だけでも3,000冊はあるようだ。古書群を吟味している人たちがたくさんいる中、自分もざっと見て回る。

書籍2冊と展示冊子1冊を購入する。

書籍1冊目。

松本隆「エッセイ集 微熱少年」(ブロンズ社、1975)、初版。現在は立東舎文庫として文庫サイズで出ている。


表紙画はますむらひろしさんによるもの。書籍の中には、ますむらひろしさんの絵に松本隆さんが文章をつけたイラスト・テキスト群からなる「春街スケッチ」と題された章がある。この章があったのでこの書籍を購入したのだった。上記の立東舎文庫版ではサイズが小さくなり良さが半減している。

そのイラストをいくつか。





文庫化にあたり立東舎サイトにて掲載された「春街スケッチのころ ますむらひろしインタビュー」という記事で「春街スケッチ」誕生の経緯などを読むことができる。

書籍2冊目。

Luis Pérez-Oramas, An Atlas of Drawings: Transforming Chronologies (Museum of Modenr Art, 2006)


「MoMAのキュレーターであるルイス・ペレス=オラマスは、ますます顕著になるコンテンポラリー・ドローイングの分野におけるいくつかの重要なテーマやモチーフ--顔、動き、テクトニクス、デジタル、人物、構築物--に注目し、近代美術館の比類ないドローイング・コレクションを遡り、非時系列的な視点から各テーマを検証し、最近の作品と古典的な作品の視覚的関係を探り、その結果を6つの独立したアコーディオン折りのポートフォリオにまとめた。」
"MoMA curator Luis Perez-Oramas has taken note of several key themes and motifs in the increasingly prominent field of contemporary drawing--faces, movement, tectonics, digital, figures and constructions--and tracked them back through The Museum of Modern Art's incomparable collection of drawings, examining each theme from a non-chronological viewpoint, exploring visual relationships between recent and classic artworks, and presenting his findings in six stand-alone accordion-folded portfolios."

中を開くと以下のようになっている。


展示冊子。

竹本侑樹「まちあるき」


表紙に興味を惹かれ、作家の名前を知らず関心が湧き、冊子の入っていたOPP袋に同封されている


「旅先のまちを歩いたり、ふだんの道で出会った何気ない風景を日々描いています。
そんな絵をまとめてこの冊子を作りました。
リソグラフ3色印刷によってカラフルな原画が再現されています。
刷り具合によって一冊づつ微妙に風合いの違うこの作品を、ぜひお楽しみください。」という文章を読んで買ってみようと思ったのだった。

A4サイズ、16ページ。冊子の中から。




限定100部の6。


書籍も冊子も価格が記されていない。手塚さんが会計もやっていてそこに持っていくとその場で値段を付けていた。いずれも良い「捨離」私物で具体的には記さないけれどもとてもお安い価格だった。ありがとうございます。

次回の代官山 NEWOLD MarketのDMを頂戴する。


裏面の文章


文字起こし

「第3回 祈りと形
8/16、17とお盆休みに開催致します、代官山NEWOLD market 第3回のテーマは祈りと形。戦後80年の節目、お盆と終戦記念日の8月は合掌と祈り、先祖への感謝と平和への願いを捧げる特別な時間です。私たちは神聖な空間を好み、心やすらかに手を合はせ、こうべを垂れて祈りや感謝を天に届けます。その時だけは猛暑を忘れて。
祈りの象徴となる様々な器物はなぜ、その姿なのか?しめ縄や紙垂、水引や折り形、野の石仏や祠、神仏に関わる全てが特別な形を持っています。形の持つ神聖な空気。
現在では、アートや工芸、アニメやフィギュア、ブランドバックやスニーカーにまでその仰は広がり続けています。人々を惹きつける新しい形!心やすらぐ古い形。代官山NEWOLD market で、新たな形との出会いをご期待ください。」

自分が鉱石を購入した「叙景」さんも出展予定。叙景さんについてはエントリー「「叙景 展」にて鉱物・風景石・化石を観てアズライトサンを購入しワインをご馳走になる」などで記している。

他に、昨年末から今年の頭にかけての見た展示で、「アルソミトラ」という熱帯雨林に生息する飛行種子を、大きさ・飛行の仕方が現実の種子と同じになるように制作した作品を展示していた人も出展予定とのこと。その人はその展示の時6歳だったからまだ6歳か7歳だろう。このときのことはエントリー「箱展を観て福田笑子作品を購入しウィスキーをご馳走になる」で記している。

第3回も楽しみ。

会場を後にして帰路に着く。

6:00起床。

グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。

 

シャワー。

 

大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g260ml。飲みながら読書。

スロージョギング。腕立て伏せ15x 10セット。

 

9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ (1000mg)、ナイアシンアミド (500mg)イヌリン粉末 6g、グリシン粉末 3gを摂取。

 

ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)

雑用、音楽、読書。

外出。帰宅。

15:30-16:00 第二食。自炊。ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g程度を摂取。


休憩。雑用、読書、youtube。


マグネシウム (にがり顆粒 2gを摂取。

 

Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。

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