ミシェル・アンリ『見えないものを見る: カンディンスキー論』

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某日。

ミシェル・アンリ見えないものを見る: カンディンスキー論』(法政大学出版 リンク先は新装版、自分が持っているのは旧装版) を読む。 


アンリが感性・感覚を重視しているにも関わらず、触覚についてほとんど考察していないのが印象に残る。

<外部>自己を含む通常の意味での世界、を指す「光」。<内部、内在性>自己の絶対主観性、目に見えない生、を指す「夜」。これらの比喩は逆説的にではあれ視覚を特権化しているように思える。タイトルも「見えないものを見る」。

触覚は普通の意味でも「生」にとって決定的に重要なようだ。

細胞単位での生体エネルギー収支状況の鋭敏なセンサーであり、アンリの言う自己の<内部、内在性>とは異なるけれども内受容性 interoceptive「自己感覚」の神経的基盤なので。

この辺りは例えば A. D. Craig, How Do You Feel?: An Interoceptive Moment With Your Neurological Self (Princeton University Press, 2014) に詳しい。


メルロー・ポンティが触覚について論じていることも考え合わせ、アンリの議論における触覚の不在が興味深かった。

カンディンスキーを論じるのに触覚についての考察は不要ということなのだろうか。

カンディンスキーの絵画を極めて高く評価していることを考えると、含意は、絵画にとって触覚は本質的ではない、絵画を論じるのに触覚についての考察は必須ではない、ということなのだろうか。

視覚が上手く機能しない人、視覚芸術が苦手な人はどうなるのだろうか。

5:30 起床。

グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。

シャワー。

珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g、260ml。飲みながら読書。

スロージョギング。ゆっくり腕立て伏せ10回x5セット、合計50回。

9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、ルテイン、ゼアキサンチン、イヌリン粉末 5g、グリシン粉末 3gを摂取。

ストレッチ。ホットココア(オーガニック、非アルカリ処理)。読書。

いつものように、絵画、織物、器、立体作品、をゆっくりじっくり見て諸感覚にリズムと調和を与える。

Organic Psyllium Whole Husk Fiber 5g を水に溶いて飲む。

15:30-16:00 第二食。自炊。亜鉛 (Nature Made 10mg)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g) を摂取。

総脂質摂取量約 135g  (オーガニック・エクストラバージン・コールドプレス・ココナッツオイル 70g、オーガニックエクストラバージンオリーブオイル 15g、魚などから 30g、ナッツ類など 20g)。

総野菜摂取量約 800g。

総食物繊維摂取量 45g ほど。

総タンパク質消化吸収量 50g 程度 

摂取 Net Carb (炭水化物マイナス食物繊維) 量約 90g。

Coconut oil pulling、腹式呼吸、就寝。
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