下北沢アーツで黒坂祐展「そっぼを向く絵」を観る

( 某日。 午前中ずっと作業をする。 午後用事があり外出する。 途中下北沢駅で下車する。 下北沢アーツ に立ち寄り、開催している 黒坂祐 個展「 そっぽを向く絵 」を観る。 今年の2月に Katsuya Susuki Gallery で行われた個展を観に行ったことは、エントリー「 黒坂祐 個展「眺めと⾒分け」を観る 」で記した。今回の個展と時期を重ねて、三宿にある Sunday Cafe Art Restaurant でも個展「 まちがった絵 」を開催のようだ。4ヶ月以内に3つの個展。極めて精力的に活動している。そのように活動できる状態にあるということなのだろう。 Katsuya Susuki Gallery での個展の時には、木製のパレットとして使用しかつそのまま絵になるかどうかを試すような作品、が展示されていた。今回は同作品に加えて、本物のパレットが壁に垂直に設置・展示されている。 ギャラリストさんによると、画面上部、中央よりやや右側に空色・シアンの釣り人らしき人間フィギュアが加えられているのを除けば、パレットそのままとのことだった。小さくてわかりにくいけれども。 正面から観ることができないような、壁の上部に設置されている作品。作品を見上げるしかなく、撮影も下方からのものになる。 アトリエ内でもこのような上の位置に絵画を掛けていることがあり、作家さんのアイディアで個展でもアトリエの在り方に倣って設置した、とはギャラリストさんの言。 珍しく多様な色彩を使用した大きめの作品。どの色彩も明度が低い。 面白くて近づいたり遠ざかったりしながらじっくり観る。 ギャラリストさんの話によると、ここ1、2年で作家の制作環境が変わったようだ。 ⿊坂祐 個展「眺めと⾒分け」を観る 」でも記したように、作家情報なしで作品画面だけ見れば別の人の作品だと思ったであろう程度に、最近の画面・モチーフが以前のそれとは異なっていると感じていた。作品の変化と制作環境の変化の時期はほぼ一致している。おそらく両者には関連があるのだろう。 Jesse Van Ruller & Bert Van Den Brink, In Pursuit などを聴く。 用事を終えて帰路に着く。 6:00 起床。NY市場終値をチェックする。金利、景気、インフレ、金融不安、為替。 グラス一杯の水を飲んで柱サボテンと...