投稿

11月, 2024の投稿を表示しています

関島寿子「バスケタリーの定式」を読み繋がりを考えバスケタリーの書籍を買う

イメージ
( 某日。 終日在宅。 Ralph Towner,  Travel Guide などを聞く。 福田笑子さんの作品を拝見し所蔵したことからバスケタリーに興味を持って少し調べた。バスケタリーの第一人者である関島寿子さんの「 バスケタリーの定式 」が平凡社より復刊されるのを知ったのは2ヶ月ほど前のこと。Amazonで予約注文をしていたその本が昨日到着していた。 本日読み始める。読み出すと面白くてゆっくり読みながら読了してしまう。 福田さんの作品を観ていろいろ調べるまで関島さんのことは名前も知らなかった。関心が広がっていき楽しい。 調べると自分にとって興味深い繋がりがあることがわかる。 こちらのサイト に次のようにある。 関島・福田両作家の作品を扱っているbrowngrotta artsで "we were recommended to Fukuda’s work by noted basketmaker Hisako Sekijima."  「私たちは、著名なバスケット職人である関島寿子氏から福田氏の作品を薦められた。」 とある。 福田さんは  " I encountered Sekijima’s artworks about 20 years ago,” Fukuda says. “Lines made with expressive plant materials were woven into an abstract and three-dimensional shapes. I had never seen such small artworks, like architectural structures before. I have been fascinated by the structural visibility and the various characteristics of the constructive form consisting, of regular lines ever since then." 「関島さんの作品に出会ったのは20年ほど前です。表情豊かな植物を使った線が、抽象的で立体的な形を織り成していた。建築構造のような小さな作品を見たのは初めてでした。それ以来、規則的な線で構成された構築...

西荻窪でグループ展を見て新宿伊勢丹テルコ雑貨店で買いお酒を飲む

イメージ
( 某日。 エントリー「 井本真紀個展を観て作品を購入する 」の続き。 吉祥寺駅に戻る。電車で一駅移動する。西荻窪駅で下車してギャラリーフェイストゥフェイスに入る。 開催中の「12人のアーティストによる はがきサイズの作品展」を観る。1人6点、合計72作品が展示されている。 敬称略 千川裕子 伊藤加織 塩田裕二郎 村上紘一 清水佳奈 ギャラリストさんと少しお話をする。 ギャラリーを出る。 Fred Hersch,  Fred Hersch Plays Jobim を聴きながら移動する。 西荻窪駅で電車に乗り一駅、荻窪駅で下車し、丸の内線に乗り換える。 パートナーと伊勢丹新宿店本館で待ち合わせしている。丸の内線で新宿三丁目駅まで行きそのまま伊勢丹本館地下食品街に入る。 待ち合わせまでまだ時間がある。食品街を歩いて香りとヴィジュアルを楽しむ。 2階に昇る。イセタン・ザ・スペースで開催中の<UNDERCOVER/アンダーカバー>「 KOSMIK CHILDREN 」を観る。「デザイナー高橋 盾氏が描き下ろしたグラフィックを中心に、厳選したグラフィックで、シルクスクリーンとネオシルク技法を用いた作品や刺繍で表現したクッションをご紹介します。そして本展では、アートディレクターとして<アンダーカバー>と数々のプロジェクトに携わってきた永戸 鉄也氏が手がけたコラージュに、高橋氏のドローイングを描き加えたミックスドメディア作品を特別展示」とのこと。画像はなし。 まだ時間があるけれども待ち合わせ場所である本館6階のステーショナリーに向かう。目的はここで現在開催中の テルコ雑貨店 のポップアップイヴェントで買い物をすること。 以前パートナーが、丸の内丸善でのポップアップショウで、テルコ雑貨店による手製本ハードカバーノートをいたく気に入り数冊購入していた。他方、ある人への、その人から頂戴した贈り物へのお礼も兼ねた贈り物を探していて、その人がおそらくこの手のノートを好きそうなことに思い当たる。調べるとちょうど催事で出店している。良いタイミングだと思い、贈り物用とパートナー自身のためのハードカバーノートを買おう、ということで来たのだった。 待ち合わせ時間より早く着いた自分はテルコ雑貨店の方としばし生地・素材や他文化のお話をする。とても興味深い。手製本ハードカバーノートの表紙...

井本真紀個展を観て作品を購入する

イメージ
( 某日。 夜にパートナーと待ち合わせがある。それまでは在宅。 少し早めに出てギャラリーで展示を観ていくことにする。 吉祥寺駅で下車する。 Gallery 惺 SATORU に行き開催中の 井本真紀 個展〔Crevasse〕を観る。初めて作品を拝見する作家さん。画像を見て惹かれたので観に来たのだった。 縦上方の視点から 特にseries of whiteというシリーズ (上掲では1,2,3,6,7枚目の作品群) が自分の好み。ガラス/キルンワークの作品。1枚目、3枚目、7枚目の作品も良いけれども大きいサイズなのでそれなりの設置空間を必要とする。また、作品を覆う透明のアクリルボックスが必要になるかもしれない。ものが当たったり落ちたりしたらガラスが割れて作品が壊れる恐れがあるからだ。そうするとさらに広い設置空間が必要になる。しかし自宅に設置場所がない。それより何より大きな作品を購入する資金がない。 いくつか展示されている小さいサイズの作品群 (例えば上掲6枚目の作品など) の中で、売約済みになっていない自分の好きな作品があった。購入する。 他の同じ系列の小品群よりもややシンプルな形。全体の形態とガラスの表情にとても惹かれたのだった。大きさはh90×w130×d130mm程度。アクリルボックに入れたとしても150x150x150 (mm) か200x200x200(mm)のもので済む。設置可能だ。小作品ということもあり手の届く価格。 作家の言葉。誠実さが窺われるとともに非常に興味深い。ギャラリーに展示を観に行くことにしたのは、作品画像に惹かれたからというのものあるが、この言葉を読んだため、というのもある。 「ガラスがどのようにみえているのか、ということが、制作に投影されるのだろうと思います。 溶けるものにみえるのか、割れるものにみえるのか。透明なものか、柔らかいものか、重いのか軽いのか。 言葉にならない何かかもしれないし、見え方は一つに限らないけれど、 人によってガラスはさまざまに把握されていて、だからさまざまな手法が生み出されるのだと思います。 操作性や加工性も、あるいは物語性も含めてさまざまに。 私にはたぶんこの素材が、「あいだを持つもの」のようにみえています。 何かと何かのあいだを行ったり来たりして、どこにも定まらない、常に揺れ動いているような印象です。 光...

絵画の色彩に関する書籍を読了し所蔵するqpさんの作品を改めて観る

イメージ
( 某日。 終日在宅。 Clicks & Cuts 3   などをかける。 Marcia B. Hall,  The Power of Color: Five Centuries of European Painting  (Yale University Press, 2019) を読了する。個人的な好みとして、総じて18世紀の絵画は他の世紀に比して面白さに欠ける。書籍がカヴァーするのは15世紀から19世紀までの500年。20世紀以降の絵画の流れへとして同世紀初頭のマティス、ピカソ、カンディンスキーを論じるところで終わっている。 何年後かに再読しそうな予感を抱かせる良書だった。 この書籍に触発されて自宅にある色彩を改めて観ている。エントリー「 ヨーロッパ絵画における色彩に関する書籍を読み、自然草木藍染糸の色彩を堪能する 」「 桂離宮についての書籍を買い逃し、所蔵する小林達也さん・内海聖史さんの絵画を観る 」「 所蔵する矢野静明さんの赤い作品を観て料理を作る 」「 所蔵する矢野静明さんの青い作品を改めて観る 」の流れ。 自分が所蔵するqpさんの3作品を観る。 全て水彩の色。サイズは大きくても170x122(mm)ほど。筆ではなくスポイトなどを使用して水滴の水彩によって描いている。 優しい色彩・図形の配置・小さなサイズということで、観ると一瞬心が和む気がする。観ていると、しかし、各水滴のサイズ・紙の傾きによるその形態の変形可能性・湿度による乾き具合の違いで生じるであろう制御の難しい微妙な色彩のむら、が画面にもたらす静かな持続する緊張感が漲っているように感じられてくる。和んでいる場合ではなくなる。 色彩の良さは共通している。また、自分はWolsやパウル・クレーの小さなサイズの水彩作品も好んで見ているから、そもそも好みの作品系列なのだろう。 1枚目の作品は、完成しているがすぐにも未完成に解けて行きそうなところを堪えている。あるいは手を加えれば全く別の完成態が実現する、そういう動的な実現可能性をいくつも孕んでいる。そのように自分には感じられる緊張感に惹かれる。 2枚目の作品は、自分が高密度な画面を好む傾向があるのに加えて、もうこれ以上手を加えることができない静かな緊張感のある完成態だと感じられる。 2作品の間にはこうした緊張感の対比がある...

横浜での用事のあと富田菜摘個展を観てウィスキーを飲む

イメージ
( 某日。 本日は横浜市内の3つの場所で用事があり朝早くから外出しなければならない。 いつもは9:00に摂る第1食目を7:00に摂る。 マグネシウム  ( にがり顆粒  2g) 、ビタミン B (Dear-Natura Mix) 、ビタミン C (L- アスコルビン酸   1.5g) 、ビタミン D3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu) 、亜鉛  ( Dear-Natura,  1 4 mg) 、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ  ( 1000mg) 、ナイアシンアミド   (500mg) 、 イヌリン粉末   6g 、グリシン粉末  3g を摂取。   このスケジュールに合わせて前日の最後の食 (第2食目) を14:00に摂り15時間空けている。 ストレッチ。 8:30頃に外出。 Me'shell Ndegeocello, Plantation Lullabies   を聴きながら。 交通機関を乗り継いで待ち合わせの駅で下車する。ここから用事が終わるまでは車での移動となる。ピックアップと運転ありがとう。 第一の場所に向かう。到着。ご挨拶をして早速手続き。書類の記入、今後の流れの説明など。もしかしたらあと1回来ることになるかもしれないけれども、今までの用事のためにこの場所に来ることはなくなった。 第二の場所に向かう。車中いろいろ話す。到着。 別れてそれぞれ手続き。書類記入、説明など。無事終える。 ここからは2台の車で第三の場所に移動する。雲行きが怪しくなるも降らず。良かった。 第三の場所に到着する。諸手続き、さまざまな書類記入、説明、見学。待ち時間も長く、思いの外時間がかかる。 全て終わったのは16:00頃。 第三の場所から車である駅まで送ってもらう。車の移動が中心だったせいか身体は疲れていないけれども精神的に疲れる。 駅で降ろしてもらい電車で移動する。 渋谷駅で下車する。ウィリアムモリス珈琲&ギャラリーに行きいつものようにモカをオーダーする。店主さんとお話ししながら飲む。美味しい。ありがとうございます。 カフェを出てヒカリエに行き8階に昇る。Bunkamura Galleryで開催中の富田菜摘 個展「 WO...