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1月, 2025の投稿を表示しています

日本橋三越で土取郁香展などを観る

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( 某日。 午後、早めの第2食目を摂って外出する。それまでは在宅。 読書、音楽、雑用、youtube、休憩。 14時過ぎに家を出る。交通機関を乗り継いで銀座線三越前駅で下車する。 地下食品街から三越本店に入る。いつものように食品街を少し楽しんでから6階に昇る。コンテンポラリーギャラリーにて開催中の土取郁香個展「 フレームとブレス 」を観る。 「土取は、親密な関係性にある 2 人や、 1 人の人物の分裂した複数の意識をモチーフに、それらが溶け合うようなペインティングを制作してきました。大きく「 I and You 」と「 a scene 」の2シリーズに分類されるそれらでは、主客が入り乱れ、あらゆるボーダーラインが滲んだような濃密な空気が表現されています。 本展ではペインティング作品に加え、ペインティングと並行して描き溜めているドローイング作品も展開いたします。」とのこと。 作家の言葉 「美術史や少女漫画、映画に登場する " 密接した 2 人 " のイメージを引用し、モチーフに選んでいます。 密接、とくに抱擁する 2 人のイメージが愛情からなるものと暴力からなるもの、真逆と思っていたことが絵画上ではとても似ている、見分けがつかないことに気付き、その矛盾について、絵画の中で逡巡するような作業です。 「フレームとブレス」 Frame:  枠、枠組み、   骨格 Breath :  息   、呼   吸 フレームの中でいきづく、いぶき、うそぶき。 トリミングされた景色には外がある。 フレームが 2 人の形をつくっている、として。」 The Avalanches,  Wildflower を聴きながら。 ギャラリーを出て三越前駅に戻る。銀座線で一駅、日本橋駅で下車する。 日本橋高島屋本館にこちらも地下食品街から入る。本館6階美術画廊で開催されているグループ展「 知覚への扉 CONSCIOUS and UNCONSCIOUS DOORS 」を観る。 撮影禁止。藤原彩人さんの作家紹介のところにのみ撮影OKと記されているので撮影する。 同じフロアーで「Life+ Designメインビジュアル 末松由華利 特集」という小展示が行われていたので観る。 ギャラリースペースを出て階を下る。 日本橋高島屋新館連絡階から新館に...

神経美学の書籍を読了し類書を購入してえごま油を搾る

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( 某日。 終日在宅。 Antonio Sanchez,  Three Times Three などを聴く。 神経美学 neuroaesthetics の書籍 Susan Magsamen & Ivy Ross,  Your Brain on Art: How the Arts Transform Us  (Random House, 2023 ) を読了する。挙げられている事例と科学的論文を非常に興味深く読む。 ないものねだりを承知の上で。 精神的疾患を抱えた人の治療への有用性も随所で証拠とともに触れられている。治療の目的は「健康」になって社会復帰すること。そもそもこの社会の在り方が疾患の唯一のとは言わないまでも大きな原因の一つだろう。そうした社会の在り方を変えずに「健康」になり「精神的幸福」を感じ身近な「共同体」の結束を強める、というのはどういうことだろうか。あるいは美的・芸術的観点から科学的証拠に基づいて自然に触れることの重要性が繰り返されている。この社会で疲れ果てて、自然に触れて活力を復活あるいは増強させて社会に戻るのなら、それはどういうことだろうか。この社会をこの社会に都合の良い形で補完するということにならないのだろうか。書籍には資本主義 capitalism、大量消費主義 consumerism といった言葉は一切出てこないのだった。 10年以上前に神経美学系列の書籍で脳と音楽について Daniel J. Levitin,  This Is Your Brain On Music: Understanding a Human Obsession   (Atlantic Books, 2007) を読んでいた。ふと同著者 Daniel J. Levitinの近刊を検索すると出版していた。 Daniel J. Levitin,  Successful Aging: A Neuroscientist Explores the Power and Potential of Our Lives (Dutton, 2020 ) 加齢と脳について、アートにも言及されながら論じられている。歳を取っていく自分にとって読んでおいて良さそうだと思い購入する。 定期的にお邪魔するお宅にいる犬の調子があまり良くな...

碑文谷で清水香帆個展、西山沙希個展を観てウィスキーを飲む

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( 某日。 エントリー「 横浜での用事を済ませてバスケタリー展を観る 」の続き。 Stage悠を出る。次の目的地は碑文谷にあるRise Gallery。自由が丘駅に戻り電車に乗り学芸大学駅で下車して歩くか、このまま徒歩で向かうか。 後者を選ぶ。住宅街を抜けて目黒通りに出て目黒通りを歩いていくことにする。 途中都立大学近辺にある、定期的にお邪魔するギャラリーnoie.cc で展示が行われていたけれども本日は立ち寄らず、そのまま碑文谷まで。 Rise Galleryに到着。2つ展示を開催している。 まずは清水香帆個展「 波間 」を観る。 作家の言葉 「揺らめく絵画を考える。光のように浮遊したり、波のように漂ったり、夜のように沈んだり。彼方此方を混ぜ合いながら、ぐるぐると目まぐるしく 揺れ動くようなもの。すがすがしく広がる風景のようでいて、目を凝らしても見えることのないミクロの世界のような。いつも目にするありふれた もののようで、これまでに一度も見たことがないもののような。そんな狭間を行き来しながら、波が寄せては返すように、近付いては遠ざかる静止することのない動き続ける絵を目指しているのかもしれない。形と共に。」 続いて西山沙希個展「 当たり前の日常の中には大切なものはすぐ隣にいる 」を観る。木版画。 ギャラリーを出る。少し疲れたのでコーヒーを飲みながら休憩したくなる。学芸大学駅まで歩いてWOODBERRY COFFEE 学芸大学店で美味しいコーヒーを飲みたいところだけれども閉店時間を考えると難しい。 そばにあるイオンスタイル碑文谷に入る。2階に昇りスターバックスでコーヒーを飲む。飲みながら撮影した作品画像を補正し、そのあと読書をする。 Red Garland Trio,  Groovy を聴きながら。 お店を出て学芸大学駅まで歩く。 交通機関を乗り継いで移動する。 途中定期的に立ち寄る成城石井ストアに入る。立ち寄っては購入する程度には自宅での消費量の多いマカダミアナッツを探すも、いつも置いてある場所に商品がないだけでなくタグそのものが消えている。量と質の割に安価だったので、ついに近年の物価上昇で入荷終了もしくは次から大幅値上げか、それはそれで仕方のないことだな、と思う。店員さんに尋ねると単に品切れで明日入荷、これまで通り販売するとのことだった。 いつものバーに入...

横浜での用事を済ませてバスケタリー展を観る

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( 某日。 午後に横浜での用事がある。同じ場所での用事が増えたたため、もともと予定していた時間よりも30分早く外出する。 交通機関を乗り継いで到着する。手続きをしてまずは1つの用事を済ませる。自分ですることは特にない。 もう1つの用事。説明、情報共有、質問、など。30分ほどで終わる。こういう機会を設けてもらえるのはありがたい。当然のことなのかもしれないが。 用事の場所を後にし交通機関を乗り継いで移動する。 自由が丘駅で下車する。正面口から出てカトレア通りを北に歩く。 目的地である Stage悠 に到着する。開催中の「 第35回バスケタリー展 」を観る。 素材は、スゲ、シュロ、樹皮、ワイヤー、紙、など多様。技法は、組む、編む、絡める、撚る、結ぶ、など。作品販売あり。 敬称略。 関島寿子 星野泰子 奥野裕子 菅原晴子 植田綽子 内野敏子 雨森浩子 石井香久子 松山茂 佃眞弓 本間一恵 関口千鶴 上掲作家と他の作家を含めて撮影しきれない作品、1階と地下1階に展示されている。 楽しい。ゆっくりと観て感覚を悦ばせる。前回展示していた福田笑子さんは今回は出展していない。 第35回のバスケタリー展。「バスケタリー展は1986年に東京・千疋屋ギャラリーで第1回を開催してから、今年で35回展となりました。新しい形のかごへの実験的なアプローチや考え方、技法をそれぞれの作家が模索しつつ研究を重ねてきました。 今回、18名の作家が、自然素材だけでなく、多種多様な素材を用いて、 編み組みの技法を駆使した立体造形作品を展示しています。」とのこと。 最近までバスケタリーに興味がなかったせいか全く知らなかった。 気に入った作品の一つは非売品だった。他は販売されていた。1点購入しようか迷うも購入せず。 Carla Bley & Steve Swallow,   Go Together を聴きながら観ていた。心が解れる。 ギャラリーを出る。 6:00 起床。 N Y 市場終値をチェック。   グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。   シャワー。   大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆  20g 、 260ml 。飲みながら 読書など。 スロージョギング。腕立て伏せ 10 回 x 10 セット。 ...