伏見恵理子展・出口朝子展を観てどちらも氷川神社にお参りをして水戸部春菜展を観る

(
某日。

好天。11:30前に外出する。交通機関を乗り継いで高田馬場駅で下車する。

富士大学で行われているコスプレ祭に参加する方々に混じって歩いてAlt_Mediumに到着する。開催中の伏見恵理子個展「風景のからだ」を観る。

補色あるいはそれに近い色を重ねているようだ。下に透けて見える。








作家の言葉

「これまで風景を描いてきました。それは旅先や日常で惹かれた風景(月山で見た池塘(ちとう)や、雪が降った公園など)を元にしていました。そのほかに、ある状況(例えば、木が描かれた屏風の後ろに本物の木があり、前に人がいる場面)を繰り返し描くうちに、形が変わっていき風景が見えてきたこともありました。いずれも、何度も描くうちに元の風景は変容していきました。

今回の個展では、キャンバスと紙に描いた絵を展示します。

キャンバス作品では、手のひらほどの紙に描き、筆跡となったにじみやかすれを、サイズを拡大して描きました。紙と画布のしみこみには差があるために、紙では現象として自然に現れても画布では自然に起こらない筆跡を、移動させるように描くことになります。その移動において、2つが似ながらもずれていく中で、筆跡の形に体/ボディを持たせるように絵具を重ねながら、未知の風景を探っています。

紙作品のほとんどは、この冬制作したもので、両手のひらほどの大きさの紙に描きました。描いてみると、月山の大きな水たまりと、幼い子の後頭部はともに、まるく広がる風景でした。今まで風景に体を持たせるように描いてきたけれど、体もまた同じく風景のように描けたら良いと思いました。」

ギャラリーを出る。ギャラリーに面している新目白通りを西に少しだけ行ったところに新宿下落合氷川神社がある。ギャラリー訪問の度に行こうと思っていたのだが行っていなかった。初めて行きお詣りをする。信仰のない自分は願い事はしない。歳を取るにつれ起こる可能性が高まることが現に起きたりすることはそういうものだと受け入れて、総じて日々安寧な暮らしをすることができていることへ感謝を唱える。氷川神社に感謝をしているのではないけれども、特定の誰かに向けられたわけではない感謝の受け取り口として。神社へのお詣りの仕方として、ましてや縁結びの神様とされている氷川神社へのお詣りの仕方として、適切なのかわからない。

Charlie Haden & Antonio Forcione, Heartplay


を聴きながらギャラリーで作品を観ていたのだが、お詣りの時は止めていた。聴くのを再開してコスプレ祭に参加する方々に混じり高田馬場駅に戻る。

山手線に乗車して渋谷駅で下車する。明治通りを恵比寿方面にしばらく歩いて渋谷氷川神社への参道入り口の通りを左に曲がる。Woodberry Coffee 渋谷店のある通り。人が外まで溢れかえり大混雑しているカフェを越えて、鳥居の右側の細い通りに入る。100メートルほど行って突き当たりの場所にあるhide galleryに到着。

開催中の出口朝子個展「VOICE」を観る。






渋谷氷川神社を背後に、入り口からは太陽光が入り、北側に面した大きな窓からは鎮守の森に連なる木々の景色が見える静謐な空間で作品をゆっくり観る。

作家の言葉

「日々の暮らしや、少し純化された文学や音楽から受け取るものが線になり形になる。
それをまたどこかの誰かに手渡す事が出来たら嬉しい。言葉に置き換えられない線や形を見てみたい。

この〈VOICE〉シリーズは、物語(オーストリアの小説『野原』原題: Das Feld)に着想を得て描き始めた。墓地でもある野原を舞台に名もなき29名の死者が自らの人生を語ってゆく。紡ぎ出される生と死にまつわる言葉に心が反応する。言葉と線やかたち、和紙の肌理が響き合いゆっくりと一枚の絵が立ち現れた。」

作家の言葉の中で言及されている小説はローベルト・ゼーターラー「野原」(新潮社、2022)


ギャラリーの設置空間内にこの書籍が置いてあった。作家の言葉を読まずに展示に行った自分に、ギャラリーの方が、作家が着想を得た書籍です、と教えて下さる。自分は作家名すら知らなかった。ギャラリストさんに「読まれました?」とお聞きすると「読み始めているのですがまだ読了してないんです」と苦笑いをしながら仰る。

ギャラリーを出る。ここでも、ギャラリー訪問の度に行こうと思っていたのだが行っていなかった渋谷氷川神社に行ってみる。先ほどもお伝えしましたが再度失礼します、と冒頭に付け加えて上述の感謝を声を出さずに唱える。

常日頃感謝する態度を保つことは精神的健康に良い。Gratitude mental health で検索すると論文などの情報が出てくる。

精神的健康を得ることが目的で感謝する態度を保つわけではないけれど。それが目的なら感謝は感謝ではなくなってしまうだろう。

渋谷氷川神社を出て渋谷駅に戻る。山手線に乗車して代々木駅で下車する。東口を出てすぐそばのGallery 10[TOH]の横にある、同ギャラリーと運営を同じくするBroadway Dinerに入る。

開催中の水戸部春菜個展「sleep well」を観る。









ギャラリーを出て帰宅する。

6:00 起床。

グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。柱サボテンとボトルツリーに水をやる。

スロージョギング。腕立て伏せ15x 10セット。

 

9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ (1000mg)、ナイアシンアミド (500mg)イヌリン粉末 6g、グリシン粉末 3gを摂取。

 

ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)


雑用、音楽。外出。


帰宅。


16:00-16:30 第二食。自炊。ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g程度を摂取。


休憩。音楽、読書、youtube、雑用。


オーガニック生姜粉末を溶いた熱い生姜湯を飲む。

 

マグネシウム (にがり顆粒 2gを摂取。

 

Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。

)


コメント

このブログの人気の投稿

カーラ・ブレイ & スティーヴ・スワロウ (1)

白帆ひろみ 個展を八王子で観る

ケトパンのピタパン風サンドウィッチ、カリフラワーライスドリア