太陽光、メラトニン、ミトコンドリア (2)
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某日。
以下は推測。前回同様、不正確な用語使いはあしからず。
メラトニンの大半がミトコンドリア内で生成されることの利点は何だろうか。
ミトコンドリアは体内エネルギー源アデノシン三リン酸ATPを生成する点で、身体にとって決定的に重要。研究によれば体内ミトコンドリアは人間の体重の10%を占めるようだ。ATP生成過程の副産物として不可避的にROS (活性酸素種 Reactive Oxygen Species: ROS) が生成される。ROSは酸化ストレスの原因で、対処しないとミトコンドリアや細胞に深刻なダメージを与える。深刻なダメージを受けたミトコンドリアや細胞が増えると各種炎症や症状が出ることが明らかになっている。
メラトニンの重要な機能の一つはROSとそれが原因で生じる酸化ストレスから細胞と細胞内を守ること。メラトニンがミトコンドリア内で生成されるのであれば、ミトコンドリアをこのROSダメージからできる限り保護することができる。それが、メラトニンの大半がミトコンドリア内で生成されることの利点だろう。
前回述べたように、メラトニンのミトコンドリア内生成は、太陽光に含まれる近赤外線/放射 (near-infrared light or radiation) への反応として生じる。
身体は陽の光を浴びると、メラトニンだけではなく、身体にとって決定的に重要なビタミンD(実質はステロイド系のホルモンでさまざまな体内代謝過程に関与)も生成する。
なぜ陽の光が人間の身体にとってそのような重要な役割を持つのか。
もし身体が、身体にとって決定的重要性を持つ諸物質を主に経口で食べ物を摂取することでしか生成できなかったとすると、人類種の生存に大きな問題となっただろう。必要な食べ物を必要な量、採取・摂取できない場合が多かったと思われるからである。太陽光であれば、極地に住む場合を除けば、場所や気候・季節による多少の差はあれ、少なくても種の保存に必要な人数が身体にとって最低限必要な量を浴びることが可能だっただろう。食べ物の摂取にそれほど影響されずに、身体にとって決定的重要性を持つ諸物質を身体内で生成すること、あるいはするための条件を整えること、ができただろう。
そう考えるとなぜ陽の光がそのような重要な役割を持つのか、納得が行く。
もう少し陽の光を浴びた方が良いかもしれない。
ミトコンドリアに関して、生命一般の観点からは Nick Lane, Power, Sex, Suicide: Mitochondria and the Meaning of Life, 2nd edition (Oxford University Press, 2018; first edition, 2005) (初版の邦訳がある。ニック・レーン『ミトコンドリアが進化を決めた』(みすず書房、2007))、体内の代謝と健康に関する諸問題の観点からは、例えば Thomas Seyfried, Cancer as a Metabolic Disease (Wiley, 2012); Joseph Marcola, Fat for Fuel (Hayhouse, 2017)、などが参考になった。
5:30 起床。
グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。
シャワー。
大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g、260ml。飲みながら読書。
スロージョギング。
9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、ルテイン、ゼアキサンチン、イヌリン粉末 5g、グリシン粉末 3gを摂取。
ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)。
絵画、織物、器、立体作品、をゆっくりじっくり見て諸感覚を刺激する。
Organic Psyllium Whole Husk Fiber 5g を水に溶いて飲む。
15:30-16:00 第二食。自炊。亜鉛 (Nature Made 10mg)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g) を摂取。
総脂質摂取量約 140g (オーガニック・エクストラバージン・コールドプレス・ココナッツオイル 65g、オーガニックエクストラバージンオリーブオイル 25g、ナッツから 30g、肉から 10g、卵・納豆 10g)。
総野菜摂取量約800g。
総食物繊維摂取量 45g ほど。
総タンパク質消化吸収量 50g 程度 (摂取量に対する消化吸収率を考慮)。
摂取 Net Carb (炭水化物マイナス食物繊維) 量約 80g。
Coconut oil pulling、軽くストレッチ、就寝。
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