横山芙實 展 ー野分奔るー などを観る

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某日。

夜に旧友との久しぶりの食事の約束があり外出する。食事の前にいくつかギャラリーを巡る。

京橋にあるアートスペース羅針盤で開催されている『横山芙實 展 ー野分奔るー』を拝見する。ステートメントには

「日々が凪いでいる。何を案ずることがある。
今はただ流るるままに、奔る野分の夢を見る。」

と記されている。

この作家の作品は西荻窪にある Gallery Face To Face での個展やグループ展で何度も拝見済み。

ただ西荻窪のギャラリーではスペースの制約上、大作を展示することはできず大作は未見のままだった。それが今回の展示では大作が展示されるとのことで楽しみにして伺った。

大作2点の画像



それぞれギャラリーの壁面一面を使った、いずれもおそらく横3mを超えるだろう2作品。まずは大きさに圧倒されるが、岩絵具と土絵具の色と質感も含めた画面の充実ぶりにも引き込まれる。大作を拝見できて良かった。
          
他にも小品含めて見応えのある展示がされていた。

以前と同様、作品から押し出されてくる圧は強いのだけれども、以前とは異なって圧の質が穏やか・落ち着いた・折り合いの付いた、とでも表現できそうなものに変化しように感じる。

なお同作家の昨年のインタビューをこちらで読むことができる。

―キャバレー・ヴォルテールは開いているか Part II―』を観る。20点ほどの新作が展示されていた。

画像1枚


こちらにも大作が展示されていた。

横山さんの作品群を観た直後に、それらとは全く違う性質の同じように大作を含む作品群を観ると、感覚が飽和してくる。

Miles Davis, ‘Four’ & More Recorded Live in Concert; を聴きながら。


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