神経伝達物質の書籍を読み、スペアリブ煮込み2種を作る
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某日。
午後早い時間に、あるお宅にお邪魔する用がある。
6:00 起床。
グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。
シャワー。
大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g、260ml。飲みながら読書。
読んでいたのは Loretta Graziano Breuning, Meet Your Happy Chemicals: Dopamine, Endorphin, Oxytocin, and Serotonin (Createspace Independent Pub, 2012).
リンク先はアマゾンのものだけれども、無料のElectronic Publication で読む。タイトル通り、人間の幸福感に貢献する4つの神経伝達物質ドーパミン、エンドルフィン、オキシトシン、セロトニンの機能について、進化論的な生存戦略とその要請という枠組みで、爬虫類や哺乳類の例も挙げながらわかりやすく説明している。個々については知っていることもあるが、こうしてまとめて読むと全体像が見えてよい。
ドーパミンは、目標達成・自分が求めているものを見つける・実現すること (の期待・予期) への喜びの感覚を生み出す。エンドルフィンは、強い高揚 (幸福) 感 euphoria と呼ばれる、痛みを一時的に取り除く忘却の喜びを生み出す。オキシトシンは群において他の人と一緒にいて安全であること (現在 bonding 絆と呼ばれているもの)の喜びの感覚を生み出す。最後にセロトニンは、社会的尊敬 (social respect) を受けている場合の喜びの感覚を生み出す。全て生存のための行動誘発に役立つ。
アドレナリンは幸福感に貢献するわけではないので、重要な神経伝達物質だけれども、書籍の趣旨上扱われていない。
Loretta Graziano Breuning による最新の書籍として Tame Your Anxiety: Rewiring Your Brain for Happiness (Rowman & Littlefield Publishers, 2019) がある。
未読。現在の生活で具体的な不安 (具体的な形での死への不安) を感じないとしても、何がどうあってもいずれ死ぬという死への根本的不安を感じる場合、それをどう手懐ける (tame) か、論じられているだろうか。書籍情報を見る限り論じられていなさそうだ。脳の生存メカニズムを上手く使用してあれやこれや具体的な不安を制御できたとしても、どんな生存にはやがて死が訪れる。その根源的な不安について手付かずだとしたら、タイトルのTame Your Anxiety を達成できるだろうか。その場合タイトルにある Happiness とは何を指すだろうか。
9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ6錠、イヌリン粉末 5g、グリシン粉末 3gを摂取。
いつものように、絵画、織物、器、立体作品、をゆっくりじっくり見て諸感覚にリズムと調和を与える。
外出。
お宅に到着する。流れで冷蔵庫にあるもので何か料理をということで、スペアリブを使用して同じ材料で異なるスパイスを入れた煮込み2種を作ることにする。
スペアリブは解凍後、圧力鍋で火を通しておく。
その間に調理を進行する。鍋を2つ用意し、それぞれにエクストラヴァージンオリーブオイルをたっぷり引いて、粒黒胡椒を30粒ほどとニンニク2かけの粗みじん切りを入れる。1つの鍋にはオーガニッククミンシードを入れる。火にかけて香りを出す。
玉ねぎのみじん切り、ターメリックパウダー、カイエンペッパー、塩、を入れてしばらく炒める。途中で、クミンシードを入れていた方の鍋にオレガノ (ホール) を適量入れ、さらにどちらの鍋にもローレルを入れる。炒めたら少量の水を入れて煮るような形でさらに火を通す。
冷蔵庫にあった古めのにんじんとブロッコリーをミキサーにかけてペースト状にして、それぞれの鍋に入れて火を通す。スパイスを入れていなかった方の鍋に、ナツメグ、シナモン、クローブ、カルダモンを加えて香りを出す。
スペアリブを煮汁ごとそれぞれの鍋に同量ずつ加える。さらにトマト缶、赤ワイン、を加えてひたすら煮込む。塩、塩麹、上述のスパイス、黒胡椒、追いオリーブオイル、グラスフェッドバターを入れて味を調える。オレガノを入れてある方には最後に少しだけガラムマサラを振る。出来上がり。お好みでパルミジャーノ・レッジャーノをかける。
レタスが2玉冷蔵庫にあり消費が大変そうなので1玉使ってサラダを作ることにする。クレソンもあったのでそれも使用する。にんじんの擦り下ろし、ニンニク少々、黒胡椒、塩麹、オーガニックのレモン汁、エクストラヴァージンオリーブオイル、を混ぜて簡単なドレッシングを作る。
同じ材料でもスパイスが異なると別物になる。同じ材料、手間、調理で2種の別料理ができるようなものでありがたい。
お邪魔したお宅の方が福井県に住んでいたときに食べていたという、切り干し大根とほうれん草のおひたしを出していただく。シンプルで美味しい。
おからパウダー低糖質パンとともに食す。スペアリブ煮込みスパイス違い2種、どちらも美味しく召し上がっていただけたようで良かった。
Randy Newman, Good Old Boys などを聴く。
Sail Away と並んで35年近く聴いているアルバム。Pitchfork Mediaに長いアルバムレヴューが掲載されていた。
帰宅後、マグネシウム (にがり顆粒 1g) を摂取、coconut oil pulling、軽くストレッチ、就寝。
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