本棚を整理して所有するテキスタイル関連書籍をまとめる (2)

(
某日。


日本語によるもの、あるいは日本のテキスタイルについての英語書籍。

苗族刺繍博物館「ミャオ族の刺繍とデザイン」(大福書林、2016) 


ミャオ族の刺繍布を探しているのだが、なかなかこれだというのに巡り合わない。良いものはすでに世界各地で収集済みでもう流通していないのかもしれない。ろうけつ染めや藍染めの布であればまだ見つけることができるけれども。



個人出版の書籍。モン族とはミャオ族のある下位グループの名前のようだ。

Karl-Johan Cottman, et al. (eds.), Boro – The Art of Necessity (Art and Theory Publishing, 2021)


スウェーデンはストックホルムにあるMuseum of Far Eastern Antiquitiesで開催された襤褸作品展の資料と図録。田中忠三郎コレクションからの重要作品群の画像も掲載されている。

Thomas Murray, et al., Textiles of Japan (Prestel, 2019)


18世紀後半から20世紀前半までの主に人々の日常生活で使用されていた多様なテキスタイルが掲載されている。写真の素晴らしさに加えて、日本のテキスタイル史としても非常に読み応えのある書籍。



アフリカ中央部コンゴ領域内の森に住むムブティ族による、タパと呼ばれることもある樹皮布がBEAMSのBギャラリーで展示されていた。その図録。これらのタパは全て
古美術店「古道具坂田」店主であった坂田和實氏のコレクション。同店に行ったことはない。

自分もこのタパを3枚所蔵しており毎日観ている。絶妙なフリーハンドの線で、恣意的ではないはずの文様が然るべき全体図をなすように描かれている。自由と必然が軽やかに一致しているように感じ心地よい。

アフリカのテキスタイルついての書籍3冊。

John Gillow, African Textiles: Color and Creativity Across a Continent (Thames & Hudson, 2016, paperback version)


Duncan Clarke, et al., African Textiles: The Karun Thakar Collection (Prestel, 2015)


Chris Spring, African Textiles Today (Smithsonian Books, 2012)


色彩、文様、構図、素材。どれも読んで見ていて退屈しない。

Prefuse 73, Extinguished: Outtakes を聴く。


)

コメント

このブログの人気の投稿

カーラ・ブレイ & スティーヴ・スワロウ (1)

白帆ひろみ 個展を八王子で観る

ケトパンのピタパン風サンドウィッチ、カリフラワーライスドリア