「コレステロール神話」 (5) 動脈硬化 (1)
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某日。
承前。
Jonny Bowden & Stephen T. Sinatra, The Great Cholesterol Myth, Revised and Expanded (Fair Winds Press, 2020) を読んでいる。
はっぴいえんど「ライブ!!はっぴいえんど」を聴く。
「大いなるコレステロール神話」が誤りだとしても、コレステロール特にLDLが心臓血管疾患と無関係ということではない。むしろ「神話」とは別の形で密接に動脈硬化に関わっている。
Atherosclerosis アテローム性動脈硬化。脂肪沈着物 (アテローマatheroma) による動脈硬化。一般に動脈硬化 arteriosclerosisと言われる症状の最も頻度の高い原因であり一番命を失いやすい。アテローム性動脈硬化の形成過程について記述されている (pp. 62-)。
全ては血管内皮細胞の層endotheliumを傷つける刺激物や有毒物質から始まる。こうした刺激物の原因は多種多様である。高血圧、タバコ煙、水銀といった重金属、殺虫剤、放射線、その他環境・空気中・食品中のもの、高血糖、高インスリン血症、高い中性脂肪値、など。
内皮が傷つき適切に機能しなくなると、内皮機能不全endothelial dysfunctionと呼ばれる状態になる。するとどうなるか。
まず、傷ついた内皮部分に、本来そこに入るべきではない、面倒を起こす分子が入り込み、留まるべきではないのにそこに留まる。動脈硬化のプロセスは常にこのように始まる。
ここで大抵の場合、面倒を起こすのはある種のLDL。一旦LDL分子が留まり出すと他の分子も集まり、内皮下 “squatters” (不法占拠者) になる。次にこれらは、血管壁 artery にあるプロテオグリカン proteoglycan という特殊構造を持つ糖タンパク質 (タンパク質と糖の複合体) と結合し、酸化力 oxidative forces を強く引き付ける。留まっているLDLが酸化し炎症反応が生じる。
動脈硬化 atherosclerosis 過程が始まるのは、LDLが、ダメージを受け破れた動脈壁に入りそこに留まって酸化炎症反応過程を開始するとき。
これらが慢性的に続くと動脈硬化へ一直線。
動脈壁ダメージの開始剤は酸化と炎症。炎症の主な開始剤は酸化。
“The real initiators of damage in the arteries are oxidation and inflammation” (p. 25).
“[O]ne of the prime initiators of inflammation is oxidation” (p. 67).
上述の喫煙他さまざまな化学物質や有毒物質は、血管を収縮させ動脈壁を傷つける。これらの物質はLDLも酸化させる。
“These chemicals and toxins both constrict the blood vessels and harm the artery walls. Specifically, they cause your LDL to become oxidized—damaged by the free radicals” in them (p. 70).
続く。
6:00 起床。
グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。
シャワー。
大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g、260ml。飲みながらメール、読書。
スロージョギング。ゆっくり腕立て伏せ10回x 7セット、合計70回。
9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ、イヌリン粉末 5g、グリシン粉末 3gを摂取。
ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)。
家に設置している絵画、織物、器、織物、立体作品、をゆっくりじっくり見て諸感覚を刺激する。
作業、読書、音楽。
15:30-16:00 第二食。自炊。ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g) を摂取。
休憩。作業、読書、音楽。
マグネシウム (にがり顆粒 1g) を摂取。
Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。
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