福田笑子個展を観て作品を購入する

(
某日。


根津駅から千代田線で日比谷駅まで行き、都営三田線に乗り換えて目黒駅で下車する。

白金台にあるPottari というCeramic & Gallery Cafeに初めて入る。

目的は開催中の福田笑子 個展「knothole」を観ること。

「紙ひもを繰り返し結ぶことによって、線から立体を構築した「knothole」シリーズを展示します。 「knothole」(節穴)とは knot (結び目)と hole (穴)が合わさった言葉です。空洞や穴を包み込むよ うに結び目の層を積みあげて彫刻的な形態をつくりました。」

とのこと。

展示空間のある2階に昇る。







売約済みの作品が多い中、欲しいと思った作品が入手可能かつ手の出る価格だったため購入する。


タイトルは「Cut the Knot II」(2023)
サイズ w200 x d110 x h200(mm)

タイトルにあるように、みっちりと結び編んで構築したあと敢えてハサミを入れて結び目をカットした作品。このようにカットすることで作品として完成した、という感覚があったのだという。

どの作品も不思議な魅力を讃えているのだけれども、自分はこの「Cut the Knot」シリーズにとりわけ惹かれた。上の画像4枚目も「Cut the Knot」の作品で、これも良いと思ったのだが売約済みだった。

「Cut the Knot」シリーズには、緊密な構造に意味もなく裂開が入り、構造が閉じることなく、あるいは構造の閉じようとする運動が中断され、裂開を抱えたまま構造が宙吊りにされているような感覚があり、その感覚を良いと感じたのだった。

特に喚起力が強く欲しいなあと思った作品がまだ入手可能だったのは幸いだった。購入した作品では、他の作品で使用されている紙紐よりも細い紙紐で構築されている箇所が目立っており、構造による必死の緊密さと脆弱さを感じさせるところも良かった。

受け取るのが楽しみ。

Pottariでの個展開催趣旨と展示作品について、作家が記した言葉をこちらで読むことができる。技法と素材の特性に沿った記述で、誠実かつ極めて興味深い内容。

展示以外にも今まで展示した作家の作品や古物を販売している。


1階も、雑然としているけれどもこちらが落ち着くような馴染む雰囲気があり、空間に合った什器が設られた素敵なお店だった。

カフェとしては珈琲だけでなくお酒も提供するようだ。シングルモルトウィスキーではラフロイグ、グレンファークラスを飲むことができる。

ギャラリーを出る。

竹村延和, SIGN などを聴いていた。


帰り、バーでパートナーと合流する。

パートナーは鰯の料理を頼む。


一口もらう。とても美味しい。料理名は忘れてしまった。

YAMAZAKURAシングルモルト 安積 IPA CASK FINISHという日本のウィスキーをお勧めされストレートでオーダーする。


全く知らなかった。美味しい。ありがとうございます。

帰宅する。

マグネシウム (にがり顆粒 2gを摂取。

 

Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。

)


コメント

このブログの人気の投稿

カーラ・ブレイ & スティーヴ・スワロウ (1)

白帆ひろみ 個展を八王子で観る

ケトパンのピタパン風サンドウィッチ、カリフラワーライスドリア