内海聖史作品を岡本太郎美術館で観る

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某日。

横浜での用事でお昼前に外出する。好天。

Sigh Boat, Sighboat を聴きながら。


ジャケット画像を久しぶりに見てBrice Marden による calligraphic letters の作品群を思い出す。

横浜の目的地に到着する。お願いしていた資料のようなものを頂いて読む。これからの予定についても少しお話しする。

1時間ほどで用事は無事終了。移動する。

小田急線の向ヶ丘遊園駅で下車する。目指すは川崎市岡本太郎美術館。 引き続き気持ちの良い天候で歩いて向かうことにする。往復で40分程度。

開催中の展覧会「TARO賞の作家 Ⅲ 境界を越えて」に出品されている内海聖史さん作品を観るのが目的。

自分は内海聖史さんの作品を3点所蔵している。そのこともあり、展示機会があればできるだけ観るようにしているのだった。

この記事の最後に所蔵する内海作品を紹介する。

生田緑地内に入る。犬の散歩をしている人が多い。

美術館到着少し前の道から上を見上げたところ。


到着。

「内海は、絵画は画面だけで完結するものではなく、空間の中にさまざまに配置することで、観る者の動きや感覚に働きかけるものとして、絵画のあり方を問いかけます。」





1枚目から3枚目の作品は巨大なサイズでかつ引いた距離で正面から全貌を観ることができないように設置されている。画面の前で見上げる。

1枚目の作品は、エントリー「内海聖史個展を日本橋三越で観る」で画像を掲載したような形で展示されたものを再構成して設置している。なお4枚目の作品も同展で最初に展示されている。

2枚目の作品は、2021年に日本橋三越コンテンポラリーギャラリーで開催された個展「dual」で展示されたものを再構成して設置している。

3枚目の作品は、2020年にArt Front Gallery で開催された内海聖史個展「squid」で展示されたものを再構成している。2020年の展示では、上の画像の作品を上下半分にしたものを表裏に設置して、作品を一望できない形で展示していた。こちらのサイトで内海さんのインタビューを交えた記事とその時の展示の様子を見ることができる。

再構成された作品はいずれも最初の展示時のそれとは別作品になっている。展示・設置空間の在り方が異なるからだ。いつも「絵画は画面だけで完結するものではなく、空間の中にさまざまに配置することで、観る者の動きや感覚に働きかけるものとして、絵画のあり方を問いかけます。」を実践している。

色彩に目と身体を浸すように、集中したり注意を全体に拡散させたりしながらしばし観る。

最後に、自分が所蔵する内海作品3点と設置画像。





色彩、綿棒で着彩することによる小さな凹凸、接近して観る角度によって異なるそれらの影、を自宅でも堪能している。
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