清水ちえ展・窪田有美子展を奥野ビルで観て清水ちえ作品を購入する

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某日。

横浜にて用事があり13時頃に外出する。交通機関を乗り継いで場所に到着。渡すべき書類を見せて説明する一方、自分は相手から進捗状況とこれからの見通しをお聞きする。問題なく進行している由。15分程度で終わり場所を後にする。

東海道線で新橋駅まで行き、銀座線に乗り換えて銀座駅で下車する。歩いて奥野ビルに向かう。ギャラリー巷房にて開催中の清水ちえ展「夢幻泡影 3」を観る。

階段下 (地下1階)の2作品



3階のギャラリースペース







小作品集合画像。


エントリー「モノ・フォンタナを聴き装飾史の書籍と仮面についての書籍を読む」で記したように、自分は仮面についての書籍

佐原真 (監修)「仮面 そのパワーとメッセージ」(里文出版, 2002)


を所有している。世界の仮面について、考古学的・民族学的・歴史的・演劇的な観点からさまざまな著者がエッセイを寄稿している書籍だ。

あるいはアフリカの仮面を含む美術に関して、Constantine Petridis, The Language of Beauty in African Art (Art Institute of Chicago, 2022) 


を所有し読んでいる。アフリカンアート全般について記述されているけれども、書籍表紙から推測されるように仮面が重要な扱いを受けている。ちなみに現在この書籍は在庫切れで再入荷予定なしとなっている。古書でも高価で取引されている。出版直後に新品を定価で、そして為替が今よりも円高だった時に、購入しておいて良かった。

この程度には仮面に興味がある自分は、SNSで清水さんの個展を知り早速ギャラリーに伺ったのだった。

上掲エントリーで「何度かアフリカのあるいは現代作家の仮面作品を入手しようか迷ったことがあるけれども結局購入していない。毎日の生活の中で見て接するには非日常的な刺激が強すぎる気がしている。」と記した自分だが、本日は清水作品を1つ購入した。


タイトルは「観音」。同じ型から作った観音マスクが3つ展示されている。型は同じだけれども彩色の材料が異なる。自分が購入した作品には銅箔が使われている。あとは水酸化カルシウム (Ultra cal)、石膏 (plaster)、貝殻粉末 (seashell powder)、顔料 (pigments)と記されている。セメントと石膏を混ぜた素体、日本画画材による着色。胡粉、というところだろうか。

作家が在廊されていた。経年変化で銅が酸化し色が変わっていくのかお聞きすると、銅箔の上に顔料などを塗っているのでそこまで酸化はしないかもしれません、とのこと。観音顔の穏やかな表情と銅箔の色彩・質感で、毎日の生活で見て接するとしても刺激が強すぎるということはないと思い、ようやく仮面を初購入することになった。

仏教繋がりで言うと、自分はイスムISUMUによる「無著世親像」を購入し部屋に設置している。


2メートル近くある実物の肖像彫刻が、ポリストーンを素材に高さ182mmという小ささな像に極めて高い完成度で再現されていると感じている。ISUMUの表参道店舗で購入した際、店員の方が複数の無著世親像を出して下さり、お好きなものをお選び下さい、と言われ、じっくりゆっくりみて、自分とピッタリ目が合った感覚のある2体を選んだことを思い出す。毎日観ている。

話を清水ちえ展に戻す。1996年よりニューヨークに住み創作活動をしている作家は、今回の展示の作品群を飛行機二往復して自分で運んできたらしい。作家サイトの経歴ページによると、ニューヨーク移住以後、日本での展示は2023年のものが初めてで、今回のそれが2回目の日本での展示のようだ。2023年のはグループ展だから、今回のは日本初個展ということだろうか。自分は今回の展示で初めて清水さんのことを知ったのだった。

2019年、「NY1PAGE JAPANESE ENTERTAINMENT SITE IN NY」というサイト上のこの記事で清水さんが取り上げられている。

会期終了後、ギャラリーに出向いて作品を受け取ることにする。次々と人が入ってくる。もう少し観ていたかったけれどもギャラリーを出る。

清水作品を観てBjork, Homogenic


を思い出していた。1997年に出た時に買った記憶がある。久しぶりに聴いてみようか。最新作は2022年のFossora


未聴。Pitchforkのレヴューによると良さそうだ。聴いてみようか。

同じ奥野ビル5Fにあるギャラリーナユタに行き、開催中の窪田有美子展「土耳古陶板画の世界」を観る。






作家の言葉

「古来より、異文化の交流によって豊かな芸術文化が育まれた数多の例を私たちは知っています。文明の十字路と呼ばれるトルコの、伝統的な装飾タイル芸術もその1つです。
ルーム・セルジューク朝、オスマン朝の時代から受け継がれてきたそれを、21世紀に生きる日本人の感性をもって描く。この小さな一個人の創作活動が、時空を超えた文化の融合という壮大な事象の断片となって何か面白いものを生み出せたら、それはもう愉しいではありませんか。」

トルコでは数多くのコンペティションに入賞している作家の、こちらも日本での初個展のようだ。

Jazz Liberatorz, Fruit of the Past


を聴きながら外出した。

6:00 起床。

NY市場終値をチェック。

 

グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。

 

シャワー。

 

大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g260ml。飲みながら読書。


腕立て伏せ15x 10セット。

 

9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ (1000mg)、ナイアシンアミド (500mg)イヌリン粉末 6g、グリシン粉末 3gを摂取。

 

ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)


雑用、音楽、読書、休憩。


外出。

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