関根直子個展を観て作品を購入し金子潤個展を観て料理を作る

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某日。

好天。11時前に外出する。

少し遅延している交通機関を乗り継いで地下鉄銀座線の浅草駅で下車する。

観光客で非常に混み合っている仲見世商店街・浅草寺方面を斜め後ろに見ながら、駒形2丁目の信号あたりまで歩く。

MJKギャラリーに到着。開催中の関根直子個展「もう一つのイメージ、もう一つの空間」を観る。

次の作品を購入する。


木パネルに油性色鉛筆。作家が作った木の枠に収まっている。

他の作品群。このColorsシリーズ以外のものは撮影しても画面の精妙さが全く映らないけれども。






もう一つ展示されていたColorsシリーズ作品


 Colors のシリーズ作品は、Steve Reich の曲「Music for 18 Musicians」の構造や構成からインスピレーションを得て始まっているそうだ。作家にはある種の共感覚があるのだろうか。ちなみにこの曲は自分が高頻度で聴いている大好きな曲。

作家が音楽からインスピレーションを得た、あるいは作家にとって音楽と密接に結びついている、そのような作品群を自分は幾つか所蔵している。そのことはエントリー「DOOKS Book Exhibitionを観てqp作品と横山雄作品集を購入する」で記した。この系列に今回購入の関根作品が加わった。

Artstickerの作家ページ上のプロフィールより引用

「小さい単位が立ち上げる広がりのある大きな世界、その描画世界は抽象的で身体的であり、物質的に展開される。そしてそれを納める構築物であるような絵画構成によって、複合的な1つの存在の在り方を提示し、分割と統合という大きなテーマの中に独自の抽象世界を展開している。フランスの洞窟壁画にある古代の絵に残された意識構造や、建築、文楽や能に見られる舞台構造、またスティーブライヒなどの音楽にインスピレーションを得ている。」

自分は関根さんの複雑で見飽きない作品群の中でとりわけColors シリーズが好きなのだった。

作家は在廊されていない。ギャラリストさんと少しお話しする。購入作品は木枠の木目も絵画の一部であるかのように作ってあるとのこと。確かに木目が作品画面と絶妙に調和している。このような木目のものを探すのは大変だろう。購入した後の褪色・耐光性が気になる。画材が色鉛筆で、かつアクリルなどのボックスで覆われているわけではないので。購入前にギャラリストさんにお聞きする。ギャラリストさんは前もって作家に確認していたようで、作家は褪色防止のための透明なコーティングを施していますとのことだった。作家の作品は東京国立近代美術館や東京都現代美術館など多数の美術館に所蔵されている。そうした美術館は所蔵作品の褪色や経年劣化防止に最大限注力する。作家は美術館での褪色防止策を参考にして、所蔵作品ではない個展での展示作品にも褪色防止対策を行なっているのではないか。ギャラリストさんのお話だとそういうことだった。購入したとして、作品を直射日光だけではなく室内に入ってくる反射外光にも曝すことないように設置するつもりだけれども、湿気などにも弱いだろうから心配なのだった。どんな画材であれ変色・褪色を完全に防ぐのは不可能だけれども、まずは一安心。家の設置風景を思い浮かべて設置場所を決める。設置場所確保に苦労するほど大きな作品ではない。

最近キリムや織布作品の図録を見ているせいだろうか、購入した作品が刺繍織布のようにも見えてくる。豊かな色彩パターンの縦糸横糸、ほつれて、裂けて、ほどけて。

30分ほどゆっくりじっくりと観る。ギャラリーに居たもう1人の先客の方も時間をかけてゆっくりと観ている。2人でそれとなく位置を譲り合いながら観る。その方は自分よりも先にプライスリストを見つついくつかの作品の前で唸っていたので、自分が購入しようと思っている作品を購入するのではないかと、正直ヒヤヒヤした。結局その方は購入せずにギャラリーを出る。素晴らしい作品を購入することができて良かった。

ギャラリーを出る。歩いて蔵前駅を越えて浅草橋方面に足を延ばす。

Kenny Wheeler, Gnu High


を聴きながら。

水犀に到着する。開催中の金子潤 JUN KANEKO 個展「JUN KANEKO EXHIBITION CASE 3」を観る。

「オリジナルのパネルにキャンバスを張り、黒一色で表現される独特の世界観が特徴です。絵の具を削る、擦る、塗るといった多彩な技法を駆使し、繊細かつ力強い表現を生み出しています。
 骨董市で目にする雑然と並ぶ品々や、店主の鋭い審美眼に刺激を受けながら、身近な道具や民族的でありながら無国籍な人物像をモチーフに、日々の喜怒哀楽を自身の視点で解釈し、モノクロの世界の中に、豊かな情感や物語を宿らせています。」

とのこと。











こちらもゆっくり観てからギャラリーを出る。

水犀の入っている建物の1階には文房具を扱うkakimoriという人気店が入っている。ギャラリーには数人居ただけだけれども、kakimoriは店外に人が待っているほど混雑していた。ギャラリーがあることに気付いていない方も多いのではないかと推測する。

歩いて浅草橋駅に向かう。浅草橋駅から交通機関を乗り継いで帰宅する。

パートナーのディナーを作る。


パートナーが最近お気に入りの具沢山お味噌汁溶き卵雑炊。この器にもう1杯分以上ある。新玉ねぎスライスの自家製ポン酢がけ。大根の葉をノンオイルのツナ缶の汁と各種魚節に漬けただし醤油で炒め煮にした後、火を止めて搾ったばかりのエゴマ油をかけて混ぜ合わせる。エゴマ油は酸化しやすいので加熱はしないことにしている。もともとパートナーは大根菜が大好きで、エゴマ油なしでも良かったのだけれども、だコク・旨み・栄養を考えてエゴマ油を足してみた。美味しかったようで何より。

6:00 起床。NY市場終値をチェック。

 

グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。

 

シャワー。

 

大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g260ml。飲みながら読書。

スロージョギング。腕立て伏せ15x 10セット。

 

9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ (1000mg)、ナイアシンアミド (500mg)イヌリン粉末 6g、グリシン粉末 3gを摂取。

 

ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)


雑用、音楽。外出。

帰宅。

16:00-16:30 第二食。自炊。ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g程度を摂取。


休憩。音楽、雑用、youtube。


オーガニック生姜粉末を溶いた熱い生姜湯を飲む。

 

マグネシウム (にがり顆粒 2gを摂取。

 

Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。

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