「日記人格」 ダン・アリエリー
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某日。
前回「日記人格」のエントリーで中井久夫氏と並んでDiana Tamirの論文に言及し、「肝に銘じる」と記した。
Diana Tamirは心理学で博士号を獲得、プリンストン大学の社会神経科学 (Social Neuroscience) 実験室で研究しているようだ。
Diana Tamirのこの論文が疑わしいということではないけれども、一般的に心理学、神経科学、認知科学、行動経済学、などが動員されている論文をどこまで信じればよいのか判断がつかなくなった。
「肝に銘じる」というよりは、そういうこともあるのかもしれない、と気に留めておく程度でよいのだろうか。
というのも、昨年以下のことをDiana Tamirの論文とは無関係に目にしたのを思い出したからだ。
Dan Arielyという人がいる。アメリカはDuke Universityの、心理学と行動経済学の研究者で Predictably Irrational (邦題『予想通りに不合理』) の著者。
そのDan Arielyのある論文データが捏造されたものだという証拠を示すと主張する、匿名の著者グループによる研究論文が2021年8月17日付で発表されていた。
Dan Arielyはビッグネームである。匿名でしか発表できないというあたり、どの分野でも程度の差はあれ存在するであろう人事をめぐる面倒な力学がこの分野にもあるようだ。
Dan Ariely の当該論文の対象グループ間には初めから偏りがあり、データとしてあり得なそうということはあるのかもしれない。経済実験や実証分析の研究では、対象が変わると結果が変わることがあり、再現可能性が検証されているとは限らないことがあるようだ(昨年、私信での知り合いによる指摘。感謝します)。ただ、これはデータの捏造ということではないだろう。
データの捏造はより深刻な問題だろう。データの捏造が本当に行われたのなら、研究者としてのDan Ariely への信頼が失墜するだろう。Predictably Irrational の立論の信憑性が疑われ、Predictably Irrational から派生した様々な議論のそれも怪しくなるだろう。
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6:00 起床。
グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。
シャワー。珈琲を淹れる。
スロージョギング。ゆっくり腕立て伏せ10回x5セット、計50回。
9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、ルテイン、ゼアキサンチン、イヌリン粉末 5g、グリシン粉末 3gを摂取。
ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)。音楽を聴く。Stevie Wonder, Innervisions; Avishai Cohen, Duende; など。読書。
絵画、器、アフリカ布、立体作品を観て感覚に今日のリズムと調和を与える。
Organic Psyllium Whole Husk Fiber 5g を水に溶いて飲む。
15:30-16:00 第二食。自炊。亜鉛 (Nature Made 10mg)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g) を摂取。
Coconut oil pulling、腹式呼吸、就寝。
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