電車を乗り間違えて荻野夕奈展を観る

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某日。

エントリー「Gallery 38でグループ展を観る」の続き。

ギャラリーを出る。

次の目的地は都立大学駅。北参道駅に戻って副都心線に乗るか明治神宮前駅まで歩いて副都心線に乗るか。

北参道駅に戻る。Wayne Shorter, Juju


を聴きながら。音楽に集中していて列車の入線ホームに注意を払っていなかった。何も考えずに、階段からホームに着いたタイミングで到着した電車に乗る。

逆方向だった。新宿三丁目駅で乗り換える。

副都心線から東急東横線経由、都立大学駅で下車する。Katyuya Susuki Gallery に行き開催中の荻野夕奈個展「Magnolia denudata」を観る。













作家は都立大学に住んでいたことがあること、このギャラリーのオープニングを飾った作家であること、をギャラリストさんからお聞きする。

「デビュー以来描き続けてきた、白木蓮。
その学名「Magnolia denudata」を展覧会タイトルに冠した本展覧会では、彼女の代表作ともいうべき白木蓮で会場を埋め尽くします。」とのこと。

作家の言葉

「吸収性下地に薄いベージュのオイルを重ね塗りして描く技法を得た2006年に、ふと描いてみたくなった白木蓮は、都立大学の緑道に咲いていました。

日本の襖絵にあるような動きのある枝振りと、浮遊感のある白くて大きな花を見て、直感的に「描きたい」と思ったことが始まりで、以来20年近く経った今でも描き続けています。現在はGardenシリーズを経て、自身の世界観を広げ、花の絵から人物や半抽象画へと展開していますが、原点の一つはやはり白木蓮の花だと思っています。

今回の個展は白木蓮をテーマにした初めての展覧会です。

過去作と新作の変わらぬ視点と、変化し続ける色彩と筆致をご覧いただけたらと思っています。」

白木蓮をモチーフにして筆を重ねていった結果、ほとんど抽象画のようになっている画面の作品もある。

最近人体をモチーフにした大作群を見ることが多かったが、今回は花をモチーフにした小作品群。

小さい画面に込められた密度が良い。1点購入しようか迷うも購入せず。新生活は軌道に乗っていて購入できないわけではないのだが。

ギャラリーを出る。

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