前田信明作品とキリム書籍が到着しJoseph Cornell本を読了する

(
某日。

終日在宅。

エントリー「渋谷で書類に記入してもらい前田信明展を観て作品を購入する」で記した前田作品が、自分が思っていたよりも早く本日到着することを知る。ギャラリー巡りに出ようと思っていたのを中止して、作品の受け取り設置撮影する日とする。

到着する。作品を扱う時用の白いコットンの手袋を装着して作品を取り出して撮影する。

DB21-0315
653x602x40(mm)
アクリル、顔料、カンヴァス


反射した外光と昼光色LEDが光源。
展示会場で撮影した画像とは色味が異なる。展示会場で撮影したもの。


外光なし、斜め上から昼光色LEDの光が電球から直接当たっていたので光の照り返しで青色に少し靄がかかったようになっている。

横から。自宅での撮影


色彩と時間の積層。

作品裏


カンヴァスに積み重なった色彩と時間がより明確に分かる。裏面も見ていて楽しい。

やはりDB21の21は制作年2021年の末尾2桁を表していた。

エントリー「Morris Louis 書籍を読了し設置スペースを確保し作品画像にフィルターをかけ料理を作る」で記したように、何とか確保したスペースに設置する。

設置風景画像


作品右横にある衣服はAkhaアカ族のヴィンテージ刺繍衣装。手刺繍の施されていない濃紺 (インディゴ染)の布部分があることで、手刺繍部分の密度と賑やかさにも関わらず、前田作品の邪魔をしない。画像には写っていないけれども、前田作品の右側上部には、パートナーが作った、濃紺の生地に白い糸で図柄をつけたこぎん刺しの帯が設置されている。濃い青と微かな白い垂直線を持つ前田作品と色彩的に合う。帯の長さも前田作品の1辺の長さ程度で調和している。

このように設置スペースを作る前の同壁面


アカ族刺繍衣装の両隣にあるボーダーウールワンピース及びボーダーウールセーターを壁から外し、アカ族刺繍衣装を右に寄せてスペースを作った。ちなみに外した2つのボーダー衣装は
SUTOAさんで購入したもの。裏面は異なる色彩群のボーダーになっている。着用のためではなく色彩が気に入って購入したのだった。衣類の棚に収納しておくことにする。

設置した前田作品を、近づいたり離れたりして観る。反射外光の量を変えたり、LEDを昼光色から暖かい色に変化させたりして観る。その度に異なる複雑な青がその表情を魅せる。

上掲リンク先エントリーで記した通りに、本日撮影の画像にも各種フィルタをかけてみる。展示会場での画像にフィルタをかけたものとはやはり色合いが異なる。

もうすぐ茅場町にあるContemporary Heisにて前田信明展「浸透する色彩−Permeating Color, 2025」が開催される。展示はその後大阪のTezukayama Galleryに巡回する旨が記されている。そこでTezukayama Galleryの当該展示のサイトを見てみると、Contemporary Heisでの展示サイトに掲載されている出展2作品に加えて、Contemporary Heisのサイトには掲載されていない2作品画像が掲載されている。そしてそのうちの1つは自分が購入した上掲作品の画像なのだった。上記Tezukayama Galleryリンク先で右端に掲載されている作品。作品画像からも作品タイトルからも自分が購入受け取り済みの作品で間違いない。なぜこの作品の画像が掲載されているのかわからないけれども、作家がギャラリーに画像を送ったということだろう。この作品はもし誰も購入しなければ、銀座三越での個展の後、Contemporary Heisでも展示してさらにTezukayama Galleryに巡回予定だったと考えるのが妥当だろう。作家がこの作品のことを、自身の絵画の在り方を良く表現している作品だと感じているために3つの展示を通じて展示しようと思ったのかもしれない。だとすると、作家の感覚と自分の感覚が合うことよりも、作品が自分の感覚に合うことの方が圧倒的に重要なことではあるけれども、作家がそのように感じる作品を購入したことについてそれはそれで嬉しく思うのだった。(追記。上掲Tezukayama Galleryのリンク先画像が、展示終了に伴って会場展示風景画像に変更されていた。自分が購入した作品は展示されていないから当然展示風景画像に写っていない。もし自分が購入せずTezukayamaでの展示まで他の人も購入しなかったとしたら、Tezukayama Galleryで展示されたのだろう。)

矢野顕子、Love Life


などをかけていた。

数日前に注文したキリムについての書籍も本日届いた。

Alastair Hull and Jose Luczyc-Wyhowska, Kilim: The Complete Guide - History, Pattern, Technique, Identification (Thames & Hudson, 2000)


購入したのはペーパーバック版。それでも大判。世田谷区に実店舗のあるnostos booksのホームページでネット注文した。実店舗の雰囲気も良く品揃えが自分の嗜好に合っていて、時々注文をするお店。

"A detailed account of techniques - materials, dyes and dyeing, tools, kilim structures and weaving - is followed by a systematic analysis of the motifs and symbolism." 「素材、染料、染め、道具、キリムの構造、織りなど、技法についての詳細な説明に続き、絨毯のモチーフや象徴性を系統的に分析する。」

目次

1. Introduction • 2. Making Kilims • 3. Motifs and Symbolism • 4. North Africa 5. Anatolia • 6. Persia and the Caucasus • 7. Afghanistan and Central Asia • 8. A Kilim Miscellany • 9. New Kilims • 10. Collecting Kilims • 11. Caring for Kilims

地域、民族、キリムの種類ごとに固有の特徴を明らかにすることに注力しているようだ。"The core of the book is devoted to the specific characteristics of region, tribe and kilim type." 4つの主要セクションはオリジナルな研究結果を提示している "Four major sections present much original research"とのこと。キリムについて網羅的に学ぶことのできる本を1冊選べと言われればこの書籍、という感じ。タイトルに偽りなし。

作品が到着するまで、読み進めて残り少しだった

Joseph Cornell: Wanderlust (Royal Academy Books, 2015)


を読了する。家を内部 (居住空間) と外部を分ける箱であると見做す。自分が設置している作者や来歴の異なる作品群を、家という箱の中に配置されたオブジェだと考えてみる。

6:00 起床。NY市場終値をチェック。

 

グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。

 

シャワー。

 

大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g260ml。飲みながら読書。

スロージョギング。腕立て伏せ15x 10セット。

 

9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ (1000mg)、ナイアシンアミド (500mg)イヌリン粉末 6g、グリシン粉末 3gを摂取。

 

ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)


音楽、雑用、読書。


作品到着。設置撮影。書籍到着。


15:30-16:00 第二食。自炊。ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g程度を摂取。


休憩。雑用、音楽、読書、youtube。


オーガニック生姜粉末を溶いた熱い生姜湯を飲む。

 

マグネシウム (にがり顆粒 2gを摂取。

 

Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。

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