橋本百合香個展を観て古書店で迷うも購入せず晩御飯の副菜を作る
(
某日。
エントリー「木々津鏡・ 折笠鈴二人展、グループ展などを観る」の続き。
渋谷駅から井の頭線に乗車して下北沢駅で下車する。歩いて下北沢アーツに行き、開催中の橋本百合香個展「昼間の星の裏をのぞきたい」を観る。
「現在は、母親が生まれ育ったブラジルを訪問した際に抱いた印象を元に、害獣でありながら可愛いネズミをモチーフに、意図した表現をすることが難しいコラージュという技法を用い、日本人の心情を表現する現代の日本画を模索しています。」
ギャラリストさんが作品ごとに丁寧に説明して下さる。日本画専攻だけれども大竹伸朗展を見てコラージュの技法に目覚めたこと。今回の作品群はほぼ全てコラージュ技法が用いられていること。ブラジルの話。など。ありがとうございます。
ギャラリーを出る。
Susan Davidson, et al. Joseph Cornell/Marcel Duchamp ... In Resonance (Hatje Cantz Pub, 1999)
もう2冊は芥川紗織展の図録と瑛九のフォトデッサン展の図録。芥川紗織作品はエントリー「芥川紗織展と横山雄個展を観てトリカブトの花を見る」で記した展示で初めて観て強く記憶に残っていたのだった。
買おうか迷ってとりあえず本日はどれも購入を見送る。
帰宅する。
qpさんの京都での展示情報を知る。qp・磯部守「装飾であり絵」という展示。リンク先より画像借用。
上掲リンク先に記されているqpさんの文章
「自分の制作にとって、装飾は大事にしているテーマのひとつ。
装飾とは、なにかを飾るもの。壁であったり、布であったり、それを使った洋服であったり。
必ずというわけではないが、装飾とは、往々にしてパターンを形成する。大きさに可変性が求められ、それゆえ繰り返すことを前提にした絵柄。必要によってそうなってはいるが、しかし繰り返すことで生まれる、リズムのある絵柄は心地良い。
自分の作品には、透明水彩を使ってパターンを描くシリーズがある。
ただ、透明水彩は同じものを繰り返しを描くことには不向きな絵の具でもある。色むら、濃淡があり、揺らぎが生まれてしまうから。しかし、揺らぎのある繰り返しを自分は肯定的に捉え、むしろそこに面白さを見出している。
今回、縁があり、そのようなパターンの作品や、装飾性の強い作品を、かつて装飾のお仕事をされていた磯部守さんの原画と合わせて展示することになった。
いまやコンピューターを使えば、ノイズのない、きれいなパターンの絵は容易に描くことができる。だから、絵の具を使って手で描く装飾画は失われつつある(あるいは不必要な)技術と言えるかもしれない。
また、装飾の原画は、それ自体、美術作品として制作されたものではなく、ファブリックなどに用いる、商品化のために描かれたものである。したがって、できるだけ制作の際に揺らぎが出さないよう注意が払われ、磯部守さんの原画も、制御しやすいよう、不透明水彩が用いられている。
そのような様々な条件のもとに描かれた装飾の原画と、自分の装飾性を意識した、しかし揺らぎやノイズを肯定的に捉えた水彩画を、同じ空間に展示し、どのような響きあいが生まれるのか。両者の違いや、パターンの質、絵における装飾の可能性などを見てもらえたらと思う。」
会場である古道具itouさんの投稿画像によると額装済みの作品も多い。qpさんが額縁を選んだのだろうか。自分が購入してきた個展では額装されていなかった。同投稿画像を借用させていただく。
作品は色んな方の元へ旅立って行ったとの由。観に行きたいけれども日程・混雑・ホテル代を考えて諦めたのだった。観に行けない自分にとって、このように作品画像を掲載して下さってありがたい。
パートナーの晩御飯の副菜を作る。
16:00-16:30 第二食。自炊。ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g程度) を摂取。
休憩。雑用、音楽、youtube、料理。
オーガニック生姜粉末を溶いた熱い生姜湯を飲む。
マグネシウム (にがり顆粒 2g) を摂取。
Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。
)
コメント
コメントを投稿