また書籍を購入し読書をしてある類似に驚き警戒しセザンヌ作品に関する文章を読む

(
某日。

終日在宅の日。 

リノベーション前に荷物を増やしたくないのにまた書籍を購入してしまう。ネットで検索していて出版されているのに気付いたのだった。購入したのは

Gilles Deleuze, On Painting: Courses, March-june 1981 (University of Minnesota Press, 2025)


Deleuze による絵画と哲学に関する講義録。1981年に原著が出版されたGilles Deleuze, Francis Bacon: The Logic of Sensation (University of Minnesota Press, 2005)


と同時期に行われた講義の記録で、このFransic Bacon にはあまりにもコンパクトにまとめられていることが有意義な脱線も含みつつ講義ならではの平明な言語で敷衍されているようだ。

Deleuzeの書籍として自宅にあるのは自分の偏った関心から、上掲のFrancis BaconとEssays Critical and Clinical (Verso, 1998)


のみ。Deleuzeの芸術に関する思考について他の著者が記したものとして読み自宅に置いてあるのは、Ronald Bogue, Deleuze on Music, Painting, and the Arts (Routledge, 2003)


とDaniel W. Smith, Essays on Deleuze (Edinburgh University Press, 2012)


のいくつかの素晴らしい章くらいだろうか。どちらも購入時の価格に比して現在とても高い価格が付いている。

購入履歴を見るとDeleuze の2冊も含めて全て2010年から2012年にかけて購入し読んだようだ。この時期にこの手のものに関心があったらしい。きっかけは覚えていない。

今回購入した書籍の書評を2つ読む。一つはe-flux Notesというサイト上に掲載されたZach Gibsonという人による書評。もう一つはARTNews上に掲載されたEugenie Brinkemaによる"Deleuze’s Newly Translated Seminars on Painting Are Chaotic and Magnificent"と題された書評。良い講義録のようだ。イギリスから発送され到着は数週間後になる。楽しみに待つ。

今回購入した書籍の日本語訳が河出書房新社から出版されることを英語版を購入してから知る。まあ英語でいいか。

 購入したばかりのCharlene Spretnak, The Spiritual Dynamic in Modern Art: Art History Reconsidered: 1800 to the Present (Palgrave Macmillan, 2014)


を開き、まずは"spiritual"ということで何を意味しているのかを知ろうと思い、定義箇所を読んで驚く。
Deleuzeのモダンアートに関する思考を記述したものに類似している文面だったからだ。

"the exquisitiely dynamic interrelatedness of existence, the vibratory flux of the subtle realms of the material world, and the ultimate creativity of the universe. The cosmos is infused with an unfolding dynamic of becoming and a unitive dimension of being. Spirituality is the awareness of and engagement with that unity and those dynamics." (p. 14)
「存在の絶妙にダイナミックな相互関係性、物質世界の微細な領域における振動的な流動、そして宇宙の究極的な創造性。宇宙は、展開する「生成」のダイナミズムと、存在の統合的な次元によって満たされている。スピリチュアリティとは、その統一性とダイナミズムへの気づきと関わりである。」

この意味でのスピリチュアリティがモダンアートの底流をなしていることを論じるのだろう。それどころかこのように定義されたスピリチュアリティは芸術の生成原理だであったと言われる。"this inclusive and cosmologically grounded orientation この包括的で宇宙論的に根ざした方向性"  (p. 14) を持った"spirituality... was generative, particularly in the area of new art forms スピリチュアリティは特に新たな芸術形態の領域において生成的であった" (p. 15).

同書の脚注や索引にDeleuzeの名前や著書は記載されていない。あるいは主題がスピリチュアリティということで、"Concerning the Spirituality in Art"という理論書を出版したカンディンスキーへの言及は多いけれども、カンディンスキー論を著したミシェル・アンリ Michel Henry への言及はない。書籍の主題、および著者が哲学と宗教学の教授であることを考えれば言及があってもおかしくない (ミシェル・アンリには宗教・キリスト教に関する著書もある)。著者は英米系哲学の流れでは哲学者で美術論を著しているArthur Dantoへ言及している。おそらく著者はDeleuzeやMichel Henryなどのフランス哲学の流れを汲む芸術論には関心がないのだろう。にも関わらず、スピリチュアリティという言葉を除けば、上で引用・翻訳した文章がDeleuzeのモダンアートに関する思考を記述したものだと言われてもおかしくないことに驚く。類似しているのは字面だけかもしれないけれども、著者のことを知らずにこの書籍を購入した翌日にこのような言葉で記述されうるような思考をするDeleuzeの書籍を購入したことにも驚く。同時にこの件に関わらず、自分が確認したいものだけを確認したいときに無意識に選んでいることが多いのではないかとも警戒する。

ちなみに上述したミシェル・アンリのカンディンスキー論についてはエントリー「ミシェル・アンリ『見えないものを見る: カンディンスキー論』」で記した。

Peter Gabriel, Peter Gabriel 1


などを聴く。

三菱一号館美術館で「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」展が開催されている。自分は西洋の画家ではセザンヌ (とレンブラント) がとりわけ好きで、(どちらも) 画集含め10冊は書籍を持っている、それくらい好きなのだが、この展示には行っていない。30分待ちなどの画像をSNSで見かけたりしている。ルノワール作品もあることからいつ行っても混雑しているようなのでじっくり観ることができないと思い、行っていないのだった。この展示に関連して当該美術館のサイトに掲載されている、画家の山口晃さんによるセザンヌ作品についての文章を拝読する。とても良い。

6:00起床。NY市場終値をチェック。

 

グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。

 

シャワー。

 

大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g260ml。飲みながら読書。


スロージョギング。腕立て伏せ15x 10セット。

 

9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ (1000mg)、ナイアシンアミド (500mg)イヌリン粉末 6g、グリシン粉末 3gを摂取。

 

ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)


雑用、音楽、読書。


自宅に設置してある絵画、織物、器、立体作品を観て諸感覚を更新する。


休憩。youtube。


15:30-16:00 自炊第二食目。Youtubeを見ながら。ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g程度を摂取。


雑用、読書。


マグネシウム (にがり顆粒 2gを摂取。

 

Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。

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