札幌・小樽旅行 (3) 小樽でお店に並ばずに美味しい魚介類ランチを食べる

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某日。


旅行2日目。ホテルでのブッフェ朝食。

毎日果物と野菜を合わせて1kgほど摂取する自分にとって、旅行での問題はいつもどうやって野菜類を摂取するか。大抵、解決策はホテルでの朝食で大量の野菜類を摂取する、というものになる。


写真は撮らなかったけれども、おかわりもした。

札幌ということでだろう、スープカレーがある。食べる。美味しい。

旅行先で野菜を摂取する場合、自分にとってもう一つの問題は油と砂糖だ。選べるとはいえ用意されているドレッシング類は、ほぼ全て市販あるいは業務用の、精製に問題があり体に不要な炎症反応を生じさせるサラダオイルと、白糖あるいは果糖ブドウ糖液類が大量に入っている。超加工食品 ultra processed foodだ。

このホテルではサラダのセクションにオリーブオイルのボトル、塩胡椒、キヌアやナッツ類が用意してある。自分はこれらをサラダにかけて食べる。オリーブオイルはオーガニック・エクストラヴァージン・コールドプレスト全てを満たすものではなさそうだが仕方がない。

サラダオイルと超加工食品 ultra processed foodについてはエントリー「搾油機を購入してごま油を搾り料理を作ってチーズケーキを食べる」「寄せ鍋的なものを食べ頂戴した食材で料理を作りごまを炒って搾る」などで記している。

面倒くさい人で申し訳ない。

部屋に戻る。

マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ (1000mg)、を摂取。

部屋からの眺め。


道庁は修繕工事中だった。

本日は小樽に移動し向こうで一泊の予定になっている。前もって小樽で特に見たいものがあったために決めたわけではない。そもそも札幌にも特にこれが見たいからということで来たわけではない。パートナーが札幌出張だったのでそれに合わせたのだった。札幌3泊だと時間を持て余すかもしれないこと、札幌から近いこと、から1泊を小樽にしたのだった。

このブログで頻繁に記しているように、自分はお酒を飲むとしたらもっぱらモルトウィスキーを飲んでいる。小樽に行くのなら余市まで足を伸ばせば良いのではと思うのだけれども、蒸留所巡りにはあまり興味がないのだった。

以前、スコットランドの蒸留所巡り旅を誘われてお断りしたことがあった。ウィスキーの味は好きなのだが蒸留所とか蒸留所限定ボトルとかには興味がないらしいことが、自分の行動からわかる。

ホテルをチェックアウトする。明日はまたこの同じホテル宿泊ということで、パートナーのスーツースを預かって頂く。小樽まで持って行かずに済む。ありがたい。

札幌駅。


旅行中ほぼずっと好天の予報。良かった。

札幌駅から電車に乗車して小樽まで。幸い2席空いていたので座る。

Pizzicato Five, Romantique ’96


を聴きながら。景色を見て窓ガラス越しに写真でもと思ったのだが、窓ガラス全面に汚れが付いていて断念する。拭いても拭いてもすぐ汚れてしまうのだろう。毎電車綺麗にするのは無理というものだろう。

小樽駅に10:00過ぎに到着する。降りて駅周りを見渡す。

まずはホテルのフロントで街探索に必要なもの以外の小さい荷物を預けるべくホテルまで歩く。徒歩10分弱。10:20分。


フロント前


ホテルを出て特に何も調べずに歩いて街探索。運河の方に向かう。

廃線跡


鮮やかな色と形態


運河に到着。


運河沿いの建物と傍に生えているセイヨウナナカマド


パートナーと、ナナカマドとカマドウマを言い間違えてセイヨウカマドウマと言い笑ってしまう。全然違う。カマドウマ、何十年も見ていない。

調べるとどちらも「かまど=竈」に関連する名前のようだ。役に立つことはなさそうな知識だけれども、言い間違えのおかげで楽しい記憶の一部になる。

歩きながら幾つものお店に入って色々見る。お店の画像は撮影せず。

少し歩き疲れたので「可否茶館 小樽店」というカフェに入り休憩する。


11:47分。自分はケニヤのコーヒーを。美味しい。「可否茶館」は「1971年北海道、札幌で創業された老舗コーヒー店」だそうだ。

可否茶館を出て運河沿いを小樽駅方面に向けて散歩。ランチ用のお店を見る。ウニが売りのはずなのに店頭おすすめメニューにウニと記されていないお店や、ウニに「時価」と書いてあるお店が多い。

定期的にお邪魔する自宅近くのバーの方に、小樽でのオススメ海鮮料理店をお聞きしていたのだが、そのお店でも「ウニ」がお店のメニューに載っていない。異常事態のようだ。そういうわけで、せっかくお薦めしてもらった店だけれどもその店には行かないことにする。

「中央市場」の中を通る。13:00近いこともありすでに閉まっているお店が多い。

12:57分。「中央市場」内に再現・設置されていた昭和30年代の間


そろそろランチを摂ろうと三角市場に坂の下の方から入るも旅行者で大混雑。食事処はいずれも満席どころか待ち客が列をなして並んでいる。お店の方の話だと1時間はお待ちいただくことになってしまいますとのこと。

行列のある店は避ける。市場内に1店舗だけ、誰もお客さんの入っていないお店がある。パートナーと迷うも何となく嫌な予感がして入らず。三角市場を小樽駅側に出た直後に、お魚を捌いていてかつ店頭にも出ている方が話しかけて下さる。三角市場唯一のお寿司のお店が経営しているスペースであること、小樽産の美味しい平目などが入荷していること、そのほかおすすめの魚介類が揃っていること、並ばずに座れること、を聞く。

その方の感じから何となく良い予感がしたので入る。

その方によると、夏の海水気温が例年より高すぎて9割方ウニが死んでしまったとのこと。そういうわけでウニが時価だったり、新鮮なもの入荷できていないところは冷凍物を使用せざるを得ないためウニ推しの看板が見られなかったのだった。

他のお店では海鮮丼が主なメニューで、行列のためお客側として早く食べてお客の回転を早めなければならないと感じる。そしてパートナーと自分は海鮮「丼」はあまり好きではなく、できれば魚介類をそれだけで別々に食べたいのだった。

入ったお店ではそれができた。海鮮丼は頼まずに単品メニューを幾つか頼むことにする。

飲む予定ではなかったパートナーは気分が上がり、東京では見かけないサッポロクラシックの生、パイントサイズくらいあるものを結局2杯飲むことになる。自分はお水。

お通しは明太子


平目のお刺身


ねっとりとして旨みが強い。非常に美味しい。下処理と熟成技術が素晴らしいのだろう。ゆっくり噛んで味わう。

ウニ


このお店は新鮮なものを入荷できているようだ。これもとっても美味しい。口の中で味と香りをゆっくり楽しむ。

銀鱈の塩焼き


これが衝撃的な美味しさだった。

本ズワイガニの酢味噌和え


酢味噌で口の中をさっぱりさせる。これも非常に美味しい。

小樽産の活けホタテのお刺身


火を通したメニューもあったがあえて刺身で。美味しい。

お店


海鮮のお店で野菜をたくさん摂るのはほぼ無理。朝食ブッフェで野菜を大量に摂取して正解だった。

大満足でお店を出る。声をかけて下さったお礼を伝えようとその方がいた場所に行くと別の方が居られた。その方に経緯とお礼をお伝えするととても嬉んでおられた。息子さんだったかもしれない。

小樽駅まで出てホテルの方向に歩く。
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