山野辺英明展、木原健志郎展、飯島夏香展、前田信明展を観てアーティストトークを聴く
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某日。
日本橋日枝神社を出て目的地である茅場町の建物に入る。
BASE Galleryにて開催中の山野辺英明個展を観る。
「ドイツ・ケルン在住の山野辺英明は長らく日本を離れて制作活動を続けてきました。国内外での高まる評価を踏まえた開催であり、国内では初めてとなる個展です。
山野辺英明はその厚く塗りこめられた画面を通じて、日本の深山幽谷を思わせる自然を描き続けています。
彼のモノトーンの画面と向き合う時、深い森に立ち込める霧や靄(もや)、あるいは岩肌に降り積もった雪、樹齢の深い樹木の表皮―そうした様々な自然の印象を観る者に去来させます。
展示作品はすべて日本で初公開となる作品であり、当ギャラリーにて展示可能な最大級の作品を含んでいます。
ぜひご高覧いただきますようご案内申し上げます。」
とのこと。
YUKI-SISでの展示はすでに観ているので立ち寄らず、ARTDYNEに入る。
開催中の木原健志郎個展「Wings」を観る。
部分。
スーツケースを引いている方が鑑賞されていた。
作家の言葉
「普段の制作で使うためにフィギュアをリペイントしていたとき、ふと卓上のサボテンが目に留まりました。塗装されたサボテンは「生きたフィギュア」になるのだろうか?そんな考えがよぎり、何気なくサボテンを鉢ごと塗装したことが、今回の「リビング・フィギュア」シリーズの始まりでした。この作品群は、塗装されたさまざまなモチーフを描いた静物画であり、生物の持つ存在の重みを、フィギュアのように空虚で軽薄なものとして提示する試みです。
植物や肉、虫などのモチーフは、朽ちようとする一方で、表面の塗料はモチーフの形をなぞり、生の痕跡としてその形を留めようとします。その様子は、薄い塗料の皮膜を隔てて、生と死が背中合わせに存在しているかのように感じられました。
この世界の表裏である虚と実、そして生と死。私は絵を描くことによって、そういった不可視のものに形を与え、想像することができるのだろうと思います。」
続いてex-chamber museumにて飯島夏香個展「lie - lay」を観る。
ギャラリーを出て1階のギャラリーContemporary HEISに入る。
エントリー「渋谷で書類に記入してもらい前田信明展を観て作品を購入する」「前田信明作品とキリム書籍が到着しJoseph Cornell本を読了する」で記したように、前田作品を購入している。その際作家にお会いして、作家から、すぐに開催される個展ではアーティストトークが行われるので是非お越しください、と言われていた。その個展とアーティストトークが Contemporary HEISで行われるのだった。
トークまで15分ほどある。ギャラリーが予想していたよりも多くの人がトークに来ている。新作の大作2点を含めて合計7作品が展示されている会場は混雑しており、作品の画像は撮影できない。後日再訪しようと思う。
トークを聴く。前田さんのトークのお相手は菅章氏。1時間の予定が1時間半になる。作家が本日話したことの中には、普段話さないこと、今まで話したことのないこと、が含まれているとのこと。内容はここでは記さないけれどもとても興味深く聴いた。
トークの後はレセプションがあり、飲み物などが提供され関係者と歓談懇親会のようになるのだが、この手の雰囲気が苦手な自分はお暇する。
作家にレセプションには参加せず帰る旨お伝えすると、ちょっと待ってて、とおっしゃり、今回の個展のカタログにサインを入れたものを渡して下さる。ありがとうございます。
大島徹也氏による寄稿が掲載されている。大島徹也氏は、前田信明さんが参加した展示「祈りのかたち」のキュレーションをされた方。本日のアーティストトークにも来られており終盤トークに参加していた。ポーラ美術館学芸員の内呂博之氏も終盤トークに加わる。内呂氏は、前田さんが大作3点を出展しているポーラ美術館の展覧会「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」の担当学芸員の1人で、前田さん作品を展示することに決めた人ということで来られていたようだ。
Brad Mehldau, The Art of The Trio, Vol. 3: Songs
帰宅。
19:00-19:30 第二食。自炊。ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g程度) を摂取。
雑用、youtube。
オーガニック生姜粉末を溶いた熱い生姜湯を飲む。
マグネシウム (にがり顆粒 2g) を摂取。
Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。
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