桂離宮についての書籍を買い逃し、所蔵する小林達也さん・内海聖史さんの絵画を観る

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某日。

終日在宅。

Ketil Bjørnstad, The Sea


などを聴く。

朝コーヒーを飲みながらメールを開くといつものようにnostos booksから新着本情報が入っている。チェックすると桂離宮についての書籍

Arata Isozaki et alKatsura: Imperial Villa (Phaidon Press, 2005) のカードカバーヴァージョン


が入荷している。発注された写真撮影を磯崎新さんが担当しているようだ。所収論文も良さそう。価格をチェックすると、安くはないけれども例えばAmazonで付けられている価格よりもお値打ち。エントリー「ヨーロッパ絵画の色彩についての書籍を読みウィスキーを飲む」で、最近書籍を購入しすぎて増えてきているので控えるなどと記したばかりだけれども、この書籍は買おうかと思う。

ところが、nostos booksの該当ページを開きつつ、10分ほどネット徘徊をして、いざ購入しようとすると、すでに売り切れていた。残念ながら買い逃した。見つけたらすぐに手続きしないとダメだと痛感する。縁がなかったと慰める。

Marcia B. Hall, The Power of Color: Five Centuries of European Painting (Yale University Press, 2019)


を読んでいる。エントリー「ヨーロッパ絵画における色彩に関する書籍を読み、自然草木藍染糸の色彩を堪能する」で記したように、書籍に触発されて自宅にある色彩を改めて観ている。

先日主にイタリアの15世紀から16世紀にかけてテンペラ・フレスコ画から徐々に油彩に移行していくあたりの記述を読んで、自宅に設置してある色彩中心の絵画を改めて観る。

フレスコ画は持っていないけれども、テンペラ画は2作品所蔵している。厳密には使用されているのはテンペラのみではないけれども。

どちらも小林達也さんの作品


タイトル:「とうか/sweet」
2022年
900x610(mm)
パネルに寒冷紗、建材パテ、カゼインテンペラ、色鉛筆、マジック


タイトル: 外へ話す/cold (2022)
262x216(mm) 額
170x112(mm) 作品サイズ

「イメージを持たないまま向き合うこと」「感覚は思考よりも遠くにあるような気がする」「作品で表したいことは、基本的には何もないというか。何かを表したい、伝えたいというのはないけど、絵を描きたい。絵を描こうとすると、何かしら色を塗ると次が欲しくなる。クレヨンや色鉛筆で線を描きたくなる。自分のことなのですが、その感覚の不思議がなんだろう、何が理由なのだろうと。絵を描くこと自体の不思議さみたいなものを感じながら、また色を塗ったりして、新しい様子が見えてくる。いちいち驚くようなことがあって、それが楽しくて描いていますね。」「絵でも本当は、色の組み合わせやバランス、位置、そういうものが何か綺麗だなと魅力に感じたりしているのに、そこに説明を求めてしまうところがあると思います。意味や理由がなくても魅力的、いい形というのはいいですよね。」

と作家は述べている。絵画の存在理由を、画面の外に一切求めることなく、画面の構成要素と構造自体にのみ求めている点で近代絵画的であり、15世紀のテンペラ画とは異なるけれども、マットな発色、色彩の大きさと配置など、とても好み。見飽きない。

これら2作品についてはエントリー「小林達也 絵画作品と展示」「小林達也個展で作品を購入する」で言及している。

色彩のみに焦点が当たっている油彩画として、所蔵している内海聖史さんの3作品を観る。




順に390x340(mm), 200x160(mm), 50x50(mm), 全てキャンバスに油彩。

「絵画の美しさは絵の具の美しさ」でその美しさが最良の形で存在できるような状況としての絵画を制作している、と繰り返し内海さんは記したり語ったりしている。

これくらいの小さなサイズの絵画は綿棒を用いて描かれている。そのことによって綿棒の先サイズの色彩単位に小さな凸凹が生じており、それが光のあたり具合と見る角度によって陰影を作り出す。画面の表情が変わる。これらも見飽きない。

内海作品については各種展示を含めてブログで何度も記事にしている。

6:00起床。NY市場終値をチェック。

 

グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。

 

シャワー。

 

大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g260ml。飲みながらネット徘徊など


スロージョギング。腕立て伏せ10x 10セット。

 

9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ (1000mg)、ナイアシンアミド (500mg)イヌリン粉末 6g、グリシン粉末 3gを摂取。

 

ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)


読書、音楽、雑用。


15:30-16:00 第二食。自炊。ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g程度を摂取。


休憩。音楽、雑用、読書。


オーガニック生姜粉末を溶いた熱い生姜湯を飲む。

 

マグネシウム (にがり顆粒 2gを摂取。

 

Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。

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