村橋貴博作品を設置撮影して生活空間のことを考える

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某日。

終日在宅の日。

エントリー「浅見貴子個展・佐竹龍蔵個展を観て村橋貴博作品を受け取りウィスキーを飲む」で記したように、購入した村橋作品を昨日受け取っていたのだが、お酒を飲んで、日付が変わる前とはいえそれなりに遅い時間に帰宅したので、開梱などの作業は本日にしたのだった。

作品を扱う際に嵌めるコットンの白い手袋を装着して開梱し作品を取り出す。

設置前に作品を撮影する。

展示時に鑑賞者に向いていた面を正面とする。

正面


下の二つの台座的な立方体が正面を向く配置


正面とは反対側が見える配置


台座正面の反対から


購入時だけではなく作品受け取り時にも在店していた作家さんに、素材などの表記があるか聞くと特にないとのこと。木ではあるけれども、流木、拾ったもの、廃物のマーケットで購入したもの、あるいは像上部の薄いグリーンの部分のように、東南アジアで購入した、果物類を模したすでに色のついていた木の模型など、ある意味で既製品の部分が多様に組み合わさっている。立体像の造形に必要だと感じれば、そうした部分に汚しを施したり模様を入れたりすることもあるとのこと。この作品にはそのように手は入っていない。

作品の一部としての作品名が記されたタグ。


タイトルは「Aves curvirama/ 曲がった枝鳥」。タイトルについては購入時のエントリー「村橋貴博 Takahiro Murahashi 個展を観て作品を購入する」で記している。

中央のギリシャ・キリル・ゴシックフォントのように見える文字群は実在しない文字群で、作家自身がアナログで作品名のアルファベットに対応する文字を作り、フォントを考えてデジタル化したもの。デジタル化して、アルファベットをコンピュータソフトで変換できるようになっているようだ。

「鳥 Aves」ものではこれ以外に「Aves densiflora var. / 密集した花の鳥 変種」「Aves globosa / 球状の鳥」といった作品、「曲がった curvirama」ものではこれ以外に「Copula curvirama / 曲がった枝カップル」「Hippocampus curvirama / 曲がり枝のタツノオトシゴ」といった作品がある。他のすべての作品もタイトルが作家の作った文字に変換されている。

作家に、ソフトウェアを使わずともご自身で作った文字が読める (アルファベットに変換できる) のではないかお聞きすると、まだ自分では読めないとのことだった。

今回展示されていた作品の画像とタイトルが掲載された図録のようなものが売っていたので購入する。

表紙


今回のMarble Plants Sculpure シリーズの前に、Dorothy Sculptureという立体作品シリーズも制作されていたようだ。後者は人を思わせる「人形のような、神様のような、未来の生物のようなオブジェクト」で、「玩具的 plaything」でもありながら「霊的・呪術的・宗教儀式的 spiritual, magical, and ritual」な性質を持つ、「
星、水、土、動物、植物、そして現実世界のあらゆるものの象徴的化身 personifications of stars, waters, soils, animals, plants and all things in the real world」との設定だった。この後者のシリーズもとても良いのだが、自宅に設置して毎日接するには遊びの要素よりも精神的要素の方が「強く」「重い」感じが、自分にはする。Marble Plants Sculpure シリーズは、自宅に設置して毎日接するのに最適な、心を軽やかにする要素と精神的な重量感のバランスがあるように自分には感じられるのだった。

エントリー「1/1/2024 新生活が始まり門出に絵画作品を頂戴する」で記したように、自分は贅沢な生活は必要ないし目指すこともないけれども、自分にとって最低限の生活の安定と心の平穏をまず優先する気質がある。例えば食事はほぼ全て自炊、外食なし、服を買うのは今身につけているものがダメになった場合だけ。外出もあまりしない。最低限の安定と平穏のための仕事はする。依頼があれば。それでも生活は「安定」しているし心は「平穏」だ。安定した平穏な生活を確保した上で、その制約下で自分にとって最良の作品を購入している。目を見張るような常軌を逸した凸凹や不穏さがどこにも存在しない、ある種のっぺりした・ツルッとした生活様式になる。狂気じみた蒐集家的要素が全くない。

常軌を逸した凸凹や不穏さのある空間として、驚異の部屋 (Wunderkammer, the cabinet of curiosities) やアンドレ・ブルトンのアパートメントに言及した。

上掲画像の壁面のある部屋を見渡す。15年近くかけて作った部屋。
・さまざまなメディウムの絵画作品 (油彩、水彩、インク、パステル、墨、木炭、色鉛筆、銀筆、岩絵具)
・版画
・切り絵作品
・50年以上前の展示のエフェメラ
・アフリカの布織物
・羊毛刺繍
・紙紐・苧麻・プラスティックを素材とする抽象立体作品
・ガラス粉キルンワーク作品
・リサイクル麻糸とアクリルの半立体作品
・各種天然草木染め糸の群れ
・シルク藍染布とヴィンテージの藍染絣布
・スケルトンほおずき作品。
・スケルトンリーフ
・乾燥したグレビレアゴールドの葉
・高さ15cmはある大きな松ぼっくり
・直径12cm高さ3.5cm重さ1,200gのビスマス結晶
・ポリストーンを素材とする無著・世親菩薩の仏像フィギュア
・人体の関節の動きが再現されている人形
・イランの銅皿ミーナカーリー
・陶磁器
・アルミ青銅とブロンズを素材とする立体作品。
・作家のドローイングが印刷されたマッチ箱
・展示DMやお礼状などのポストカード類
・高画質で印刷された水彩画・銅版画の作品プレート類
・DNA二重螺旋構造立体図が白地で埋め込まれた透明アクリル直方体
・ガラス瓶に入ったハーバリウム
・さまざまな書籍群
ここに今日配置した村橋作品が加わる。

アートオークションなどのセカンダリーマーケットで高い価格がつくことはないだろう。その意味で金銭的価値があるわけではない。そもそも投資のために購入したわけではない。自分にとっては金銭では置き換えられない価値があるものばかりだけれども他人にはそうではないだろう。

因みにセカンダリーマーケットに出すには作品の出どころprovenanceが必要なので自分の情報を提供しなければならない。身元が知られればそれから先の作品購入が難しくなるだろう。

このようなものたちとそれらの配置によって、部屋が自分にとって纏まりを持ち興味をそそる心地良い (organized, fascinating, and comfortable) 空間になるように努めてきたつもり。とても長い時間を過ごす部屋なので。他の人にとっては、がらくたが散らかっていてうんざりする居心地の悪い (cluttered, dull, and uncomfortable) 空間ということもあり得る。

上掲リンク先時点以降、部屋にいくつかのものが加わっている。このことが、今述べたこの空間の性質を発展させるような形で凸凹や不穏さを少しでも齎しているだろうか。ある種のっぺりした・ツルッとした生活様式が多少は改善されただろうか。



をかけながら設置撮影をして考えていた。

6:00起床。

グラス一杯の水を飲んで柱サボテンとボトルツリーをヴェランダに出す。

シャワー。

大きめのカップに珈琲を淹れる。オーガニック豆 20g、260ml。飲みながら読書など。

スロージョギング。腕立て伏せ10x 10セット。

 

9:00-9:30 第一食。自炊。マグネシウム (にがり顆粒 2g)、ビタミンB (Dear-Natura Mix)、ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g)、ビタミンD3 (Health Thru Nutrition 10,000Iu)、亜鉛 (Dear-Natura, 14mg)、ルテイン、ゼアキサンチン、コリンサプリ、タウリンサプリ (1000mg)、ナイアシンアミド (500mg)イヌリン粉末 6g、グリシン粉末 3gを摂取。

 

ストレッチ。ホットココア (オーガニック、非アルカリ処理)


開梱、撮影、設置。音楽。


休憩。


自宅に設置してある絵画、織物、器、織物、立体作品を観て諸感覚を刺激する。


15:30-16:00 第二食。自炊。ビタミンC (L-アスコルビン酸 1.5g程度を摂取。


読書、youtube、雑用。


マグネシウム (にがり顆粒 2gを摂取。

 

Coconut oil pulling、軽くストレッチと腹式呼吸、就寝。

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